乾燥肌と冷え性の共通点 秋冬の悩みの1つに、乾燥肌や冷え性があります。この悩みは、血液の巡りが悪いという共通点があります。そんな血液の巡りが体にどのように作用しているのかを対策を交えて解説させていただきます。 体の中の問題と外側の問題 乾燥肌や冷えの原因の1つに血流の滞りがあります。血液が滞ると体の全身に様々問題が起こります。冷えや乾燥肌もその1つです。 体の体温は、心臓から押し出された血液が運んでおります。そのため、血液の巡りが悪いと冷えを感じやすくなります。また、汗などの体を潤す成分は、血液からできています。冷えと同じように体の巡りが悪いと、乾燥肌になりやすいです。 この血液のめぐりは、コリやむくみなどの問題も起こします。慢性的な肩こり腰痛の人にも、この冷えやむくみなどを伴っている方が多いです。 このように、血液を介して起こる冷えや乾燥肌などの問題は、症状としては違いますが、原因が同じ場合もあるのです。次に、それぞれの症状と血液の関係について説明いたします。 血液が潤いと体温を運ぶ 肌の潤いは、皮脂や汗で一定の状態を保たれています。その皮脂や汗は、血液からできています。この血液は、食べたものから作られ、血管を通って全身をくまなく巡ってます。 巡る途中で体の熱も一緒に運んでいます。つまり、血液が栄養や体温を運ぶのです。この血液のめぐりが悪くなると、栄養不足や冷えの元になるのです。 冷え、むくみ、コリはセット 血液のめぐりが悪くなると、コリやだるさなどを感じます。そしてそれが続くと体は冷えたり、むくみやすくなります。そんな状態が続くと体を動かしにくくなり、血液のめぐりも悪くなる悪循環になってしまいます。 このようなめぐりが悪い場合は、体のめぐりを良くすることから変えていくのが良いです。そんな体のめぐりを無理なく改善できる方法をご紹介いたします。 冷え性は3つのことでよくなる 体のめぐりが良くなれば、内臓のはたらき改善され、血液が隅々までゆきわたります。そうすることで冷え性や乾燥肌なども改善できます。その巡らす力が大切です。意識していない意外なことが冷え性解消に役立ちます 深呼吸で全身の巡りを良くする 呼吸は、血液を送るだけでなく、全身運動としての役割もあります。人は1日に2万回も呼吸をしています。その呼吸は、酸素を取り入れるだけでなく、血液の循環もサポートしています。 また、深呼吸で全身の筋肉が動けば体のコリも緩みやすくなります。無意識に2万回呼吸をするよりも、10分間でも意識して呼吸をすることで、体の状態は変わって行きます。まずは、深い呼吸をすることから始めてみましょう。 マッサージやストレッチで巡る道を作る 血液は血管を通り、全身を巡っています。この血管は、筋肉や骨の隙間を縫うように全身へつながっています。この血管が筋肉や関節などの圧力で狭くなっていると、押し出してもなかなかうまく巡らないことがあります。 このように体が硬くてうまく巡らない場合は、マッサージやストレッチで動きやすい体に整えることが有効です。特に背中やふくらはぎは血液循環や呼吸と関係の深い筋肉ですので、柔らかくされると深呼吸もしやすくなります。 体が緩むと、呼吸もしやすくなるので、先ほどの深呼吸を合わせて試されてくださいませ。 内臓整体で代謝を高める 血液は食べたものから作られます。血液を作るのは内臓の役割です。内臓の調子が悪いと血液の量や巡る強さは弱くなります。ですので、内臓の状態を良い状態にすることは、冷えや乾燥肌対策に必要な条件です。 また、食事をすると体が温まることを経験されているかと思います。これは食事誘導性というものです。胃腸なども筋肉でできています。食事をすることで、これらの筋肉が活動して体の中から温まります。 このように内臓の活動状態が良いと体の中からめぐりもよくなり、代謝も上がります。 オススメのセルフケア 今すぐになんとかしたい方にオススメの方法は足湯です。ここで大切なのは、温めた後に冷やさないことです。 私がオススメするのは乾熱足湯です。これはビニール袋越しに温める方法です。 それにより、水分が蒸発することによる放熱を防ぐことができ、温かい状態が持続しやすいです。 さいごに いかがでしたでしょうか? 冷え性や乾燥肌は関係があります。それには体をめぐる血液のめぐりが関係してきます。 タイツを履く時の時期に目に見ない部分の乾燥肌や冷え性も、体の中からのケアで対処しましょう。 春を迎える頃には、乾燥した足も改善しているはずです。ぜひ試して見てくださいませ。 筆者プロフィール 阿部 英雄(あべ ひでお) 英気治療院院長 鍼灸マッサージ師の国家資格の資格を有する私が、医学博士・薬学博士にも支持されるアトピー整体で、アトピー専門の治療院を行なっております。 アトピーは、代謝の低下により毒素が蓄積にして起こります。体を 外側、中側、内側の3つの側面にアプローチして代謝を上げることで良くなります。私自身の肌荒れや家族のアトピーが、体やを整えることやセルフケアで肌が良くなった経験があります。 その経験をもとに、薬にだけ頼らず再発させない方法、ステロイドのやめ方など役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。
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筆者プロフィール
阿部 英雄(あべ ひでお)
英気治療院院長
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