たかが頭痛、されど頭痛と多くの人が悩みを抱えています。薬や鍼灸に頼る人もいますが、根本的な頭痛を改善する為に病院では『頭痛外来』が設けられています。頭痛に悩む人の為の外来で、症状に合わせて専門医が診察を行います。内科だけでなく、神経内科や神経外来、心療内科等があり精密な検査で原因を探ってくれます。 どんな診察をしてくれますか? 頭痛の原因の多くは神経と考えられているので、内科と外科の角度から頭痛の原因を探ります。 神経内科での診察 脳から脊髄、筋肉まで幅広く診察するのが神経内科です。頭痛の場合には、通常の内科でなく神経内科で診察を受けます。頭痛と共に体の動きが鈍い、感覚が薄れてくるような場合には神経内科の病から頭痛が起こる病気を疑って調べます。 脳神経外科 神経内科と同じように、神経や骨、筋肉や脊髄等の神経疾患が外科的なものであるかどうかを見極めていきます。外科的な治療が必要な神経系の病気から頭痛が起きているようであれば、手術により頭痛が改善できるかを調べてくれます。 ペインクリニック あまり馴染みのない名前ですが、痛みがどう起きるのか神経ブロック法を用いた治療と診察をします。鍼灸や漢方、薬物等様々な方法を複合的に使っていきます。麻酔医がメインとなり、脳神経外科や整形外科と連携して痛みの治療を行います。 この様に『痛み』『場所』『原因』を問診し、どの様な原因が問題であるかを調べた上で適切な治療を行える専門医と治療をしていくのが頭痛外来なのです。 どんな頭痛でも診察してもらえます 頭痛の原因は、慢性的なものか病気によるものかに分かれます。慢性的な頭痛は、痛みのコントロールやその原因を取り去る為の治療やカウンセリングが行われます。片頭痛や緊張性型頭痛等は、神経内科やペインクリニックが担当になります。発熱や風邪もそうですが、脳疾患が原因で命に関わるものを含めて病気が原因である頭痛についても、問診で危険と判断されれば脳神経外科で治療を始めます。先ずは、問診や診察、検査で症状を判断し病気によっては適切な病院を紹介し治療が出来るような道筋を立ててくれます。 まとめ 現代はストレスも多く、子供からも頭痛で悩む時代になりました。きちんと頭痛のタイプや原因を特定すれば、薬に頼ることもなくなりますし気持ちも軽くなります。痛みの強さや、何時起こるかでも対処の方法は変わっていきます。脳卒中や脳梗塞、脳腫瘍等の危険な病気が隠れていないかを判断するためにも、頭痛外来を利用することは必要性は高くなっているということでしょう。
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