ストレスや肩こりにより私達は頭痛を感じる事が多くなりました。頭が痛いと集中力もなくなり、ヤル気も起きなくなります。これは大人だけでなく子供も同じ事ですから、早く治したいと誰もが考えます。最近では『頭痛外来』も出来たのであらゆる角度から頭痛の治療が可能になりました。 頭痛治療の種類について病院での頭痛治療は薬物による治療がメインになります。脳の病気以外の頭痛では『慢性頭痛』と『風邪や二日酔い』『寝不足』による日常的な生活習慣による頭痛があります。日常的な行動で起きるものは、生活習慣を改善すれば治りますが、特に病気もなく『慢性的に頭痛がする』場合には治療もその原因に合わせて行う必要があります。 緊張型頭痛の治療 多くの人が感じる慢性的な頭痛がこれに当たります。鎮痛剤で直ぐに治ったり、マッサージや肩を温めてリラックスすると軽くなるのが特徴的です。頭痛が起きると、何もしたくなくなりますが反対に静かにしていると痛みだけが増すてしまいます。筋肉が緊張する事で血行が悪くなり、老廃物が溜まるために回りの神経が刺激されて頭痛を起こすからです。肩や首が張っているような場合には、筋肉弛緩剤や鎮痛剤を用いますが通常は適度に体を動かして緊張を解せば痛みも緩和する事ができます。 毎日のように頭痛が起きる人は鎮痛剤に頼りかちですが、毎日鎮痛剤を飲んでいると薬物乱用頭痛を起こしかねないので、頭痛外来で早めに診察を受けましょう。ストレスが原因であれば場合によっては抗うつ剤等が処方されますが、一時的な解決にしかなりませんので日常的にストレッチ等で体を動かしストレスを解消するなど工夫も必要です。 群発性頭痛の治療 季節の変わり目に起こりやすく、一度頭痛が起きると毎日のように痛みが現れます。一定の期間頭痛が治まらない事が多く、酷い人は2ヵ月近くも痛みを感じてしまうのです。片頭痛と違い比較的男性に多く見られるようで原因がはっきりしていないために薬だけでは治りきりません。片頭痛よりも痛みが強く起こるので、鎮痛剤でも治まらない人が多くなってしまいます。酸素吸入と薬物で治療を行っていきますが、飲酒と喫煙が誘因とも考えられるので群発性頭痛が起きやすい時期にはそれらを控える事が良い対処法といえます。 まとめ 片頭痛や緊張性頭痛、群発性頭痛のように、病気が原因でない場合には頭痛を治療していかなくてはなりません。どんな頭痛にも誘因となるものやなんらかの原因が考えられます。市販の薬は「急な頭痛」の対処には適していますが、頭痛がどうして起きるのか?を自ら知ることが頭痛を改善する最良な治療です。薬に頼らずに毎日を快適に過ごす為にも、頭痛外来等を利用して頭痛の原因を詳しく探ったり、原因が絞られて来たらそれに応じた治療を行うようにしていきましょう。
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