美肌づくりにかかせない肌体力！５つの要素とは？

衣笠仲通鍼灸接骨院 の加藤です。 コラムを読んで頂きありがとうございます！ 肌体力とは？ 体を健康に保つには体力、そしてお肌にも体力が必要です。 皆さん、「肌体力」という言葉はご存知でしょうか？ 顔は心と体を映し出す鏡であり、体の健康もお肌には重要な要素ですが、肌体力も大切です。 美肌を保つための肌体力には５つのポイントがあります。 ターンオーバー、バリア機能、基底層、ハリ、血行の５つです。 それでは、それぞれ細かくみていきましょう。 ①ターンオーバー お肌は一番外側から 表皮→真皮→皮下組織 の三層構造となっています。 「表皮」は外側から、 角質層→顆粒層→有棘層→基底層 という層構造になっています。 一番深層の基底層で細胞分裂が起こり、生まれた細胞は成長しながら外側へ出てきます。「角質層」は最終的に垢となって剥がれ落ち死んでいきます…こうして常に表皮は入れ替わっています。 これを「ターンオーバー」と呼びます。 健康な２０代の女性でその期間は約２８日となっていますが、代謝が悪くなったりお年を重ねる事で伸びていきます。遅くなりすぎるとガサガサのお肌になり、くすみやシミ、シワの原因にもなります。 早すぎても未熟な細胞ばかりで抵抗力が落ちてしまうので、早ければ良いという訳でもありません。適切な入れ替わりの期間が大切です。 ②バリア機能 お肌のバリア機能は角質層の状態の影響を受けます。 角質層が適度な水分を保つ事で抵抗力が高まります。 ストレスや生活習慣などにより起こる自律神経の乱れやホルモンバランスの崩れにより皮脂の分泌も乱れます。 また、過度な洗顔や強くこするなど誤ったお肌のケアによっても皮脂が減少します。 皮脂が足りないと乾燥しやすくなり抵抗力が落ちてしまいます。 台所での洗い物にお湯を使うと手が荒れやすくなるのは、お湯で皮脂が流れ落ちてしまうからです。 ターンオーバーの乱れによって角質層の天然保湿因子が減少し、お肌の水分が保持されず乾燥する事でお肌の抵抗力は低下します。 これは肌荒れなど肌トラブルを引き起こすので要注意です。 ③基底層 基底層で細胞分裂が起こることからターンオーバーが始まります。 必要な栄養や酸素が不足したり、血行不良できちんと行き渡らない等の原因により再生力が低下します。 栄養不足は食事や消化器の働き、酸素の不足は姿勢や呼吸器の働きの影響もあり、全身の状態も重要。 また、血行が良い状態は健康に重要な事です。 真の美しさには身体の健康が欠かせない事がご理解いただけるでしょうか？ ④お肌のハリ 真皮層にある「繊維芽細胞」の働きによってコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸など重要な成分が産生されます。 繊維芽細胞の働きが悪く、コラーゲンやエラスチンが不足すると弾力の無いお肌になってしまいます。 紫外線はシミの原因になるだけでなく、コラーゲンにダメージを与えて弾力がなくなりタルミやシワの原因になります。 日焼けやシミだけが心配なのでは有りません。 日焼け止めはお肌に欠かせないケアの一つです。 ⑤血行 肌トラブルだけでなく、身体のトラブルの多くは血流の異常により起こります。 血行が悪いと必要なものが行き渡らず、老廃物が外に出されず滞ってしまいます。 体のどこかで血行が悪い所があると全身の血行に影響して流れが悪くなります。 肩こりではお顔と体をつなぐ部分で血行不良となり、お顔への流れが悪くなると血色がわるくなりくすみの原因になるばかりでなく、直接お顔の肌トラブルにつながります。 以上、５つのポイントに関係してくる大きな要因としてはお顔の事ばかりではなく身体の状態が大切という事です。 お肌のケアだけでなく、全身の状態をよくするために適度な運動でストレスを解消したり、生活習慣の見直しなども大切です。 筆者プロフィール 加藤 宏 衣笠仲通鍼灸接骨院院長 柔整専門学校時代からトレーナー活動や鍼灸にも興味を持ち、資格取得後は地元の横須賀に戻り衣笠仲通鍼灸接骨院を開院。 日本美容鍼灸マッサージ協会のハリウッドスタイル上田式美容鍼（R)と出会い、「顔は身体をうつしだす鏡」であるから体を元気にすることで美しくなる、身体や心を含めて全体を良くする、 という理念に強く共感し、体の悩みに限らず「全体の健康」を目指し、安全・安心な美容鍼灸の施術・普及活動に取り組んでいる