「開脚がビターとできる!」「前屈で床まで楽に手が届く!」最近そういう本を書店でよく見かけます。皆さんはどうですか? 体は硬いですか? それとも柔軟ですか? 生まれつき体が硬いという方もいます。中には体が硬いのは親の遺伝だ! という方までいます。 果たして本当なんでしょうか? 誰でも柔軟な体にすることはできます! パーソナルトレーナーとして数々の方に指導してきた経験から言いますと誰でも体を柔軟にすることはできます。 まずは体が硬い原因を突き止めてその部分の柔軟性を取り戻すようにストレッチやトレーニングをすると体の柔軟が回復します。 関節の硬い方 手足や動かすとゴリゴリと音がなっているような方は関節の可動域が低下していますので、その部分で体がしなやかに動かなくなっています。 また筋肉が硬い方 コリやすい。疲れやすい方に多いですが、縮んだ筋肉を解くためには、筋膜のバランスをリリースするために、相対的に緩める必要があります。 例えば、太ももの筋肉が硬い人は太ももだけをストレッチしても効果が現れません。その拮抗筋と言われる裏側のハムストリングのリリース。そして太ももの筋肉である大腿四頭筋がついている骨盤下の関節や膝関節の脛の部分の筋肉や関節の緊張もリリースする必要があります。 開脚ができるようになるには 今話題の開脚ができるようになるためには股関節の柔軟性。そして内腿にある内転筋群のリリース。 拮抗筋と言われる足の外側にある大腿筋膜張筋や腸脛靭帯のリリース。そして骨盤や膝関節の可動性も大事です。たくさんあるように感じますが、そこの部位を戻すエクササイズは1個で充分。 1回30秒程度のトレーニングから初めて、全部で8つ程度のエクササイズを5分程度で終わらせます。 日本人の多くの方が勘違いしていますが、運動は痛いと効いていない! 回数をたくさんやれば効果がある! と思っている人がいますが、体は1日で作り変えられる事はありません。 運動効果が現れるのはだいたい2週間目以降から反応が変わり始め、効果が実感できるようになるのは2〜3ヶ月後です。 一番のポイントは「続ける」ことです。 そのために1日5分程度の簡単なメニューで行い、習慣にすることが大事です。 私のクライアントで82歳になる高齢者でも、これを毎日5分続けた結果。開脚ができるようになりました。 生活習慣の姿勢改善も大切 そして最後に一番大事なポイントを伝えます。 人間生まれた時にはみんな体は柔軟で、それがだんだん月日の経過と共に硬くなってきます。しかしそこには個人差があります。筋肉や関節に癖がついた原因は「生活習慣の姿勢」が関係します。 だらしない姿勢。偏ったカラダの使い方は、身体を歪めてしまうので、当然カラダも硬くなっていきます。 特に「座る姿勢」が悪いと下半身の歪みが顕著に現れますので注意してください。 運動と同時に毎日の姿勢も見直してみましょう! たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 一手技塾札幌代表 日本メンターコーチング協会コーチ 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。
筆者プロフィール
清水真
一般社団法人姿勢道普及協会理事長
一手技塾札幌代表
日本メンターコーチング協会コーチ
日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター
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