みなさんこんにちは(^-^) 今日からヘルモアさんの方でコラムを書かせて頂くことになりました山の上の院長こと佐々木と申します。 普段ヘルモアさんのサイトに寄せられる全国からの体の相談を見させて頂いており、私もそちらのご質問に回答をさせて頂くこともありますので、今回から「はじめまして。山の上の院長こと佐々木です(^-^)」というご挨拶で回答を差し上げてみようかと思っていますので、もし私からの回答がありました皆さんは「あっ?あの人だ」とでも思って下さると嬉しいです♪ さてタイトルの「山の上の院長のひとりごと」は、実は私の運営している院のYoutubeチャンネルのタイトルと同じで、そちらでは当院に寄せられたご質問や全く体とは関係のない世の中のニュースことなどについて私が独り言をただただ話している「Youtubeラジオ」のような番組をさせて頂いておりましたσ(^_^;) ラジオ形式での配信としているので映像はイラストのみで音声だけが呪文やお経のように流れているので、もし良ければそちらも聞いて見て下さいね(^-^) それでは少しだけ真面目に人間の体の痛みや不調についての私の考察を書いてみようと思いますσ(^_^;) 健康は体の組織や器官がバランスよく働くことで維持される 人間の体の健康は、様々な組織や器官がバランスよく働いてくれることによって維持されているんです。これは言わなくても皆さんは十分にわかっていることだと思います。 私たちのことを「手技療法家」と呼んだりしますが、多くの場合、そのほとんどが解剖学をメインに考えて施術を行なっています。例えば「○○の筋肉が○○の関節を動かしているから、この○○の筋肉が痛んでいるんだろう」というように、動きの悪い関節を確認して、その関節を動かしている筋肉や組織に問題がないかどうかを確認しながら施術を行うのが一般的です。 でもでも、例えばその部位に異常が見当たらなかった場合、多くの場合は「組織の炎症かな?」と片付けられてしまうのが一般的で、他の理由や原因を探ろうとしてくれる先生はあまりおりません。 人間の体は運動系統と呼ばれる「筋・筋膜、骨、神経」だけでできているのではなく、他にも様々な組織で構成されており、例えば「腕がしびれているから首、肩、肘じゃないかな?」と考えるのは解剖学上妥当ではあると思いますが、呼吸器の不調や病気、交感神経の不具合などによっても同様の症状が出ることがあります。 私の院には体の痛みや不調の他にも内臓の調子が悪い、夜眠れない、疲れが取れない、めまいがするなど、様々な症状や不調を訴えて来られる患者様も多く、大半の場合は病院での検査で「異常なし」と言われ、明確な原因もわからないまま近くの接骨院・整骨院や鍼灸マッサージ、整体、リラクゼーションなどでいわゆる「だましだまし」日常生活を送っている方が圧倒的に多く、根本の改善に至っていない方々ばかりでした。 体の不調を改善するのに必要なこと:原因を明確にする 人間の体の調子を改善、回復させる、痛みや不調から解放してあげる為に一番重要なことはなんだと思いますか? 特別な方法や手技ではなく、「原因を明確化させること」にあるのです。 私は渓流釣りが趣味でよく釣行へ行きますが、山間の小さな沢でルアーを投げてヤマメやイワナを狙いますが、渓流ルアー釣りの時に一番重要になるのは、ルアーをアクションさせる特別な技術でもなければ有名で高価な道具を使うことではなく、その日その日の天候、風向き、日の位置による影、水の流れ、気圧などを細かく観察し、魚がいるであろうポイントを見極めて狂いなくそこにルアーをピンポイントで投げられる技術が何よりも必要不可欠だと言えます。 これは人間の痛みや不調、釣りだけに限ったことではなくなんでもそうだと思います。きちんとしたスタート地点が明確に見えていること、スタートが少しでも狂ってしまえばゴールの位置も狂ってしまいます。もちろんプロセスもしかりです。 本当の意味で患者様に寄り添う施術とは? 確かに解剖学や生理学はとても重要で大切なことではあるのですが、プラスアルファの「何か」がなければ患者様にとって「どこも一緒」という院のひとつに過ぎません。また、あまりにも解剖学に固執してしまうと、本当に大切な状況や原因がぼやけてしまい、何度治療や施術を繰り返しても結果は変わらないという状況になってしまいます。 西洋医学は「研究の医学」と呼ばれ、様々な研究に培われた根拠や証拠であるエビデンスを重要視します。東洋医学は「経験の医学」と呼ばれ、長年に渡って培われてきた統計学や経験学を用いて治療や施術を行います。 どちらが優れているのかではなく、エビデンス、経験、統計、伝統という全ての融合が何よりも理想形の施術家であろうと私は考えております。何が一番重要で次はどれということではなく、全てが横一線であることなのです。 研究には他にはない優れている面もあります。しかしその研究によって生み出された結果に当てはまらない症例が生じてしまった時にはある意味お手上げ状態となります。そこからまた新たな研究が始まります。 経験や伝統、統計には裏打ちされたエビデンスのような確固たるものがありません。しかし実際に治療や施術を繰り返しても良くならなかった患者様が回復しているケースも数多くあります。 今現在、私の院では患者様1人に1時間前後のお時間をかけて診させて頂いております。月間250時間、年間2,800時間です。私1人でです。 患者様は専門用語は使えません。患者様独自のニュアンスでしか痛みや不調を我々に伝えることができません。でもそこには原因を特定できる十分すぎるヒントや答えが満載なのです。でも専門家はその話しを、専門分野の知識でしか受け止めようとしません。先生が患者様から聞いた話しの受け止め方と、患者様が本当に伝えたい言葉の裏に必ずある真実は本当に一緒なのでしょうか? 巷では「ゴッドハンド」なんていう呼び方があるようですが、おそらくゴッドハンドと呼ばれる先生はその「聞く力と素直に受け止める力」に長けているのではないかと私は思います。 私もいつまでも今のスタイルを崩そうとは思いません。きれいごと抜きで、本当の意味で患者様に寄り添う施術を行える療法家でありたいものだなぁと考えておりますσ(^_^;) 筆者プロフィール 佐々木 俊一 佐々木長生整体院院長 ●東洋整体専門学院、東洋整体認定整体師 ●NPO法人日本手技療法協会会員 ●NPO法人日本手技療法協会・整体師会バランス整体実技指導員 ●トップセラピストカレッジパートナースクール岩手八幡平校代表 不定愁訴、慢性疼痛など、来院される患者様のおよそ97%が様々な病院、治療院、施術院などに通い、様々な治療や施術をしてきたにも関わらず症状が改善しなかったという方々になります。その患者様、お客様の症状に対して色々な観点からお話しを伺い、回復へと繋げる手技施術を行なっており、患者様の中には医師、看護師、薬剤師、柔道整復師などの医療従事者の方々、地元テレビアナウンサーの方々、一般の方、高齢者、学生、小さなお子様の方々などを幅広く診させて頂いております。 医師の先生(内科医)から、ご自分のお子様の体のことでご相談を受けたり、同業者の先生からご相談を受けたりと、珍しい経験もあり、様々な状況や情報のご提供をしてゆけるのではないかと思い、コラムの寄稿を行っております。
筆者プロフィール
佐々木 俊一
佐々木長生整体院院長
●東洋整体専門学院、東洋整体認定整体師
●NPO法人日本手技療法協会会員
●NPO法人日本手技療法協会・整体師会バランス整体実技指導員
●トップセラピストカレッジパートナースクール岩手八幡平校代表
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