こんにちは。まるちゃん治療院の丸井恒介です。 多くの病気の原因としてストレスがよくあげられます。 でも、ストレスがどう身体に影響するの? ストレスを受けていると身体はどうなっちゃうの? と疑問に思う方も多いのではないでしょうか? 今回はそんなストレスと人体について書いていきたいと思います。 過剰なストレスは自律神経を乱れさせる。 受験の本番当日、会社の面接、社長の接待、取引会社への謝罪をする時、 上司に怒られた時、、、、 こんな時あなたはどう感じますか? 心臓がキュッとなりますか? 気が気じゃなくて落ち着かないですよね。 こういった時がストレスにさらされている時です。 心臓がドキドキして、呼吸が浅くなってきて、食欲も湧かなくなってきます。 これは交感神経が優位に働いていて、身体が戦闘状態になっているんです。 戦闘状態にならないとこういう状況を耐えられないという身体の判断ですね。 この戦闘状態が戦闘が終わって解除されればいいのですが、 ストレスで病気になってしまう人はこの戦闘状態がなかなか解除されず、 ずっと戦闘状態のままなのです。 つまり、交感神経が優位のまま日々を送ってしまっているのです。 なぜ、そんな状況になってしまうのでしょうか? 家庭内の不和、職場や学校生活で人間関係が上手くいっていなかったり、理由は人それぞれです。 中にはストレスを感じているのに、マヒしてしまってストレスを感じていないと思い込む人も います。 そうやってため込んでいくとどんどん身体に悪影響を及ぼしていきます。 長期間ストレスにさらされた時の身体の変化 それでは先ほどのストレスにさらされた時の状態を思い出してください。 ・心臓の鼓動が早くなる。 ・血管がキュッと細くなる。 ・食欲がなくなる。→消化が悪くなる。 ・呼吸が浅くなってくる ・手足が冷えてくる ・冷や汗をかく こんな状態が長期間続くとどうなるでしょうか? 心臓の鼓動が早くなり、血管が細くなるとどんどん血圧が上がってきます。(高血圧) 食欲がなくなり、消化のための胃腸の動きが悪くなると代謝も落ちていきます。(易疲労性) 呼吸が浅くなってくると体液の循環が悪くなってきます(むくみ、冷え) 循環が悪くなると頭痛や肩こりをはじめ、色々な症状が出やすくなります。体調も崩しやすくなります。 このように長期間のストレスは身体に対して悪影響が目白押しです。 専門的な話を少しします。最近なにかと話題となっている筋膜(身体を覆っている膜組織)ですが、筋膜はリンパや血管の通り道になっていて、普通だと水分が豊富でとてもみずみずしい組織です。 それが長期間のストレスによって戦闘状態が続いていると、みずみずしかった筋膜はどんどん渇いてきて、しまいにはカピカピになってきてしまうということが分かっています。 カピカピの筋膜は傷つきやすく、腰痛をはじめ色々なケガや病気を患いやすい身体になってしまいます。 ストレスに負けないためにできること 長期間のストレスにさらされた時の身体の変化を紹介しました。 できるだけ、ストレスに負けないためにできることがあります。 1.深呼吸 自律神経を自分でコントロールすることができる人は少ないです。本当にヨガなどの修行を積んだ方にしか行えません。 でも、生きている限り呼吸は毎日行っています。 ゆっくり深呼吸してみてください。深呼吸は身体の循環を良くし、交感神経の興奮を抑えるのに とても役に立ちます。 ストレスにさらされて不調に悩んでいる方は長い間深呼吸なんてしてなかったなと思うのでは ないでしょうか? 2.運動や趣味など気分転換 自分の好きなことや運動をしていると気分が晴れますよね。楽しく定期的に運動している方の身体はとても健康的です。やりすぎは注意ですけどね(;^_^A さいごに いかがでしたか? 長期間ストレスにさらされている人の身体が病気になりやすい理由が分かりましたでしょうか? 適度なストレスは必要ですが、過度なストレスは身体をゆっくりと蝕んでいきます。 そんな時は深呼吸や気分転換を忘れずに。 誰かに悩みを話したり、相談したりも良い気晴らしになります。 ストレスが身体にこんなに悪いのかということを覚えていて頂けたら幸いです。 筆者プロフィール 丸井恒介 府中オステオパシーまるちゃん治療院 院長 理学療法士 MRO(J)(JOF認定オステオパス) 医療現場に立ちながらも実際に自分の腰痛を治せずにいた。 オステオパシーという医学に基づく施術方法を知り、腰痛が劇的に改善。 オステオパシーを生涯学んでいくことを決意。 同時に今の日本の医療の在り方に疑問を覚える。 不必要な薬や注射、手術をされてしまっている方が多く、海外と違い日本の病院や 整形外科では手技で人の身体を整えることができる人がいないことに気付く。 自分がその役目を果たそうと府中にてオステオパシー専門の施術院を開業。 腰痛をはじめ、頭痛、手足のしびれなど整形外科や病院に行っても改善されない方に 対して多くの結果を出している。
筆者プロフィール
丸井恒介
府中オステオパシーまるちゃん治療院 院長
理学療法士
MRO(J)(JOF認定オステオパス)
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