師走で慌ただしい今日この頃いかがお過ごしでしょうか? 忘年会。残業。挨拶回りなど、知らず知らずに疲労もピークに達しています。 睡眠時間をしっかりとっているにも関わらず、朝起きると体がだるい。疲れがぬけない そんな症状に悩まされていませんか? もしかしたら副腎疲労症候群かもしれません。 疲労がなかなか取れない時は副腎疲労症候群を疑ってみる 最近、副腎疲労症候群で悩む方が増えています。脳と身体のエネルギー産出、ホルモンのバランスを整えている臓器が副腎です。 副腎疲労は直接生命の危機に関わる病気ではありませんが、症状は慢性化して複数の症状が起こります。 おもな症状に「全身の疲労感」「睡眠障害」「ストレス、気分の低下」「ホルモンバランスの変調」「免疫機能の低下」「偏食」などその状態から「うつ病」にも間違えられる徴候です。 また最近では「線維筋痛症」や「リュウマチ」、「自己免疫疾患」や「がん」などにも影響があることが警告されています。 働き盛りのサラリーマンも発症率が高く、原因には精神的ストレスや過重労働による肉体的ストレス。 生活習慣の乱れが引き金になります。疲労がなかなか取れない時は一度症状を疑ってみるのもよいでしょう。 「副腎疲労症候群」で悩んでいた、ある男性の例 産業医と一緒に都内のIT 企業でメンタルヘルス研修の講師を担当していました。 当時、係長の40代男性Bさんは、全身の倦怠感と不眠症に悩まされていて、医師から処方された睡眠導入剤と抗うつ剤を服用していました。残念ながら症状は快方せず、どんどん悪化していきました。 ある時 Bさんとカウンセリング中に背中を叩く姿を目にしました。 「どうしたの?」と聞いてみると「疲れてくるといつも背中の部分が重くなる」と言われました。 その時にピンときた私は、もしかしたらその部分が張っているのは副腎の疲労からきているかもしれないと思い、早速専門医を紹介してBさんに受診してもらったところ「副腎疲労症候群」と診断を受けて、治療を開始しました。 食事や生活習慣の指導、運動療法などを続けて二ヶ月後には、見違えるほど症状が改善して、Bさんは元気になりました。 担当した医師に「副腎疲労症候群」が働く世代に増えている。またそれを予防する方法をいくつか教えて頂けました。 症状を改善するためにできる3つのこと さいごに、どうしたら副腎疲労症候群の症状を改善できるか、というお話しをしていきたいと思います。 まずは夜更かしを控えるという事です。 そしてカフェインやアルコールの取りすぎに気をつける。糖分の過剰摂取もインスリンの分泌によって、副腎ホルモンのコルチゾールが低下します。これが疲労の原因にもなります。 そしてなるべく身体を温めるのも有効です。 肩甲骨の下。腰の上に副腎がありますので、ここをシャワーやホッカイロで温めると血行が良くなり副腎疲労回復に有効です。ぜひやってみてください。 たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 一手技塾札幌代表 日本メンターコーチング協会コーチ 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。
筆者プロフィール
清水真
一般社団法人姿勢道普及協会理事長
一手技塾札幌代表
日本メンターコーチング協会コーチ
日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター
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