反り腰だとヒップが突き出るため、セクシーな姿勢だと勘違いする人がいます。この姿勢では腰に必要以上の負担がかかります。反り腰はいつか腰痛をひきおこすことになるので早めの矯正が必要です。 自宅でのエクササイズを続ければ、反り腰は改善することができます。またふだんから下腹部を意識して過ごす習慣をつければ、腹筋がゆるんで腰が反ることもありません。 腹筋の弱い女性は反り腰になることが多い 女性は男性に比べると、腹筋がどうしても弱くなりがちです。そのため腰部の筋肉で骨盤を支え、正しい位置に立てることが女性にはむずかしくなります。壁を背にして立ち、腰と背中の間に手の平が入るかどうか試してみましょう。手の平が入るくらいのすき間があれば、反り腰の姿勢になっているといえます。 反り腰の体では、上半身の重みを腰の筋肉だけで支えることになります。この状態が長くつづくと、腰に負担がかかり、腰痛が慢性化することになります。腹筋と背筋をバランスよく鍛え、骨盤をしっかりと立てることが反り腰と腰痛解消への近道です。 自宅で毎日できる反り腰を治すエクササイズ 腹筋を鍛えると、下腹部に力をいれやすくなり、反り腰も解消します。しかし腹筋だけを一方的に鍛えることはやめましょう。体の前面と背面との筋力のバランスが崩れることで、別の体のゆがみの原因となるからです。 腹筋運動のあとには、体の背面を鍛えるエクササイズもかならず行うようにしましょう。 うつ伏せになり、お臍のあたりにクッションなどをいれます。片方の膝を曲げ、その脚を太ももから上へ持ち上げた状態で10秒間静止します。このとき、ヒップの筋肉を意識するのがポイントです。左右交互に、このエクササイズを15回ずつ行います。 この運動をくりかえすと、ヒップから腰のあたりの筋肉をほどよく鍛えることができます。 お臍を意識すれば反り腰になることはない 毎日エクササイズをするのは苦手という人でも、ふだんの心がけで反り腰を予防することができます。立つときや座るときに、つねに自分のお臍のあたりを意識するようにしましょう。お臍は腹直筋の真ん中にあるので、ここを意識すると、腹筋にしぜんと力がはいります。 下腹部に力が入るだけで、前倒しになっていた骨盤をわずかでも立てることが可能です。つねに背筋を伸ばしながら、お臍に力をいれる習慣を身につけましょう。この姿勢を続ければ、反り腰はいつの間にか解消されているはずです。 まとめ 腹筋の弱い女性にとって、反り腰から腰痛をおこすリスクはつねに潜んでいます。腰を痛めないためにも、腹筋と背筋をバランスよく鍛えることで、反り腰を早めに治しましょう。お臍を意識するだけでも、反り腰解消には効果があります。
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