はじめまして、自律神経専門整体 和屋院長の小田です。 記念すべき第1回目のコラムは、頭痛やめまい、不眠など原因が特定されない自律神経の乱れについてお話しさせていただきます。 自律神経は体内を一定に保つための神経 「自律神経の乱れ」「自律神経失調症」など、聞いたことはあるけど自律神経ってなんだろう?って方は少なくありません。 自律神経とはヒトが生きていくために必要な呼吸、消化、吸収、血液循環、体温調節、排泄などをコントロールし、体内を一定に保つための神経です。 例えば、夏は体温が上昇しすぎないように汗をかき体温をさげたり、冬は体温を上げるために筋肉をブルブルと緊張させ熱を発生させたりします。また体内にウイルスが侵入したときは体を守るために、免疫の働きを活性化させウイルスをやっつけたりもします。 自律神経には日中優位になり行動を活発にしてくれる交感神経と、夜間優位になり安静リラックスさせてくれる副交感神経とに分別されます。 自律神経は2つに分類されます 交感神経 交感神経はヤル気や集中力、攻撃や逃走などヒトの文明がまだ発達していない時代に狩りをしたり、敵からの危険を察知したりするために進化していった神経です。 副交感神経 副交感神経は疲れた体を癒したり、怪我や病気で壊れた体を修復させるために働きます。 これらの対極する働きのバランスを絶妙にコントロールし、体の中を一定に保つことで人は生きています。 自律神経が乱れるとは? 自律神経は知覚、視覚、聴覚など、体の皮膚や目、耳などの感覚器からの情報をもとに、過去の経験という情報を考慮して、脳で処理されてコントロールしています。 例えば夏の体温調節なら、まず気温が上がると皮膚が熱感を感じ、体温が上がるという情報を脳に伝えます。 脳の記憶から、これ以上体温が上がると危険と察知すると皮膚から汗を出すよう自律神経が情報を送り、皮膚にある汗腺が情報を捉えて汗を出し体を冷やします。 この体温調節は、 皮膚⇒情報⇒脳⇒指令⇒自律神経⇒情報⇒汗腺 という流れがあり、この流れのどこかでイレギュラーが発生すると体温を一定に保つことができず体温が上昇し過ぎてしまいます。 このように自律神経のスイッチの切り替わりだけを見ていくのではなく、自律神経がコントロールしている生理機能の流れの問題が自律神経の乱れとなっています。 自律神経が乱れる原因 では、この流れの中で起こりうる原因を考えてみましょう。 皮膚に問題が発生する可能性としては、広範囲の火傷などがあります。 いわゆる皮膚感覚が鈍感になっているケースです。 次に皮膚からの情報が脳に届いていない神経伝達に問題があるケースで、神経伝達物質やホルモン分泌の不足や過多などです。 次に脳の処理や記憶に問題がある場合です。 ここで重要になってくるのが、過去の経験という記憶です。 幼少期から夏になると外に出ず、冷房の効いた部屋で過ごしていたり、仕事場が寒くなるほど冷えていると、脳が暑さを記憶していかないので結果反応しなくなるということです。そのため脳から何も指令が出ないのです。 その後の自律神経からの情報の問題は皮膚から脳の情報伝達と同じで、神経伝達物質やホルモン分泌の問題が多く、汗腺では皮膚を清潔に保っていないための汗腺の詰まりとかです。 さいごに いかがでしたでしょうか。 原因が特定されない不調は、自律神経の乱が原因かもしれません。 自律神経が乱れる要因「神経伝達物質やホルモン分泌の問題」は、睡眠不足や暴飲暴食、甘いもの、添加物などの生活習慣に原因があることが多いです。 その場合、ご自身の生活を見直すことで改善されていきます。 もしあなたが原因不明の不調でお悩みでしたら、ぜひ、生活を見直すことからはじめてみてくださいね。 筆者プロフィール 小田 剛美 自律神経専門整体 和屋院長 もともとはカイロプラクターとして筋骨格へのアプローチを得意としておりましたが、自分が酷いアレルギーを 体質を改善したことで克服した経験から東洋医学のホリスティック療法を志す。 不妊症の原因となりうる生理痛、生理不順、子宮筋腫、子宮内膜症や更年期障害などの婦人科疾患 花粉症、ハウスダスト、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどのアレルギー疾患を中心に 内蔵調整、頭蓋骨調整、エネルギー調整を用いることで体質改善を図ります。 西洋医学、東洋医学、チャクラ、ホメオパシーなどの概念から体をホリスティックな視点からとらえ 機能的、スピリチュアル的に変化させ、健康で幸せな生活を目指して頂きます。
筆者プロフィール
小田 剛美
自律神経専門整体 和屋院長
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