みなさんはこんな症状を感じたことはありませんか? ・階段を勢い良く登ると息切れがする ・突然胸が苦しくなって動悸を覚える 自覚症状があっても、病院に行き検査を受けると「異常なし」と診断されてしまった方がたくさんいます。 「年齢のせい?」 「単なる運動不足?」 「ストレスが原因?」 色々と考えてしまいますよね。 こうした症状の原因は「ねこ背」かもしれません。 ねこ背によって肋間神経の働きが悪くなる なぜねこ背になると動悸や息切れを感じるのでしょうか。 ねこ背による動悸・息切れのメカニズム ねこ背により背中が丸くなる ↓ 胸郭の動きが制限されてしまう ↓ 肋骨の間も狭くなり肋間神経が圧迫される ↓ 呼吸も浅くなり息切れしやすくなる また、肋間神経は心臓や肺といった臓器にもつながっており、その活動をコントロールしています。 ねこ背によって肋間神経の流れが悪くなると、心臓の拍動にも影響を及ぼします。 ねこ背が原因の症状はずっと続くわけではありません。 1日の生活動作の時間に比例して症状が現れます。 そのため日によって症状の感じ方が変化するので、病気として診断にいたらない可能性もあるのです。 ねこ背には病気の原因になる危険性がある 数ヶ月前「ねこ背が病気の原因になる!」というショッキングなタイトルで、人気の週刊誌が特集を組みました。 医師や専門家の話によると、 ・誤嚥性肺炎 ・尿漏れ ・臓器ヘルニア などの危険性も指摘されています。 姿勢が悪くなる事で臓器の位置も変わり、背骨が丸くなることで自律神経の伝達も低下していきます。 医師の見解では今後ますますこうした被害が増えてくるだろうと警鐘しています。 ねこ背は単に見た目の問題だけではありません。 私たちの体を支える筋肉や関節・神経のバランスが姿勢に現れるのです。 ねこ背の予防にはこまめなストレッチがおすすめ ねこ背は現代社会の生活環境がとても関係しています。 ・仕事で一日中パソコンに向かっている ・スマホやゲームをする ・椅子に座って読書や勉強をしている こんな時、背中は丸くなり続けています。 いまやねこ背は「避けられない健康リスク」になっているのです。 意識して1時間に数回姿勢を伸ばしたり、ストレッチをするなど予防が大切です。 悪い姿勢の癖が強くなり、そのまま筋肉や骨格が固まってしまいます。 (ねこ背ストレッチ) ▶︎https://youtu.be/X1QyrkJQfto さいごに 毎日知らず知らずのうちに姿勢の癖は進行していきます。 慢性になる前に日頃から予防をして、こうした病気のリスクを抱えないように注意をしましょう。 たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 一手技塾札幌代表 日本メンターコーチング協会コーチ 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。
筆者プロフィール
清水真
一般社団法人姿勢道普及協会理事長
一手技塾札幌代表
日本メンターコーチング協会コーチ
日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター
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