整体ヨガ研究院の加来です。 突然ですが、肩こりや腰痛で悩んではいませんか? 多くの方は患部が「収縮」することで、緊張・硬くなっていると感じています。 緊張で筋肉が収縮する 例えば、リラックスしている時でしたら肩の位置は下がりますが、ストレスを抱えている時には肩は上へあがる傾向にあります。 試験や発表会など非日常の事を体験する時には緊張によって上半身に力が入りますね。 「深呼吸して肩をリラックスさせて」とアドバイスされたことがある方も多いのではないでしょうか。 こういった場合は、緊張で肩の筋肉が収縮していると言えるでしょう。 また、重たい荷物・リュックなどを担いでいる時や、パソコンを使用している時なども肩の筋肉は収縮しています。 身近に経験したことのある方が多いため、緊張=収縮という考えが浸透しているのでしょう。 伸張型の緊張って何?? それでは「伸ばされて緊張する」ってどういう事なのでしょうか? 伸ばされるという言葉はストレッチのようにいい事のようにイメージされるかもしれません。 でもこの場合は意味合いが異なります。 この現象は「筋膜」という概念から考えると分かりやすくなります。 筋膜とは筋肉を覆っている膜のことを指します。 スーパーで売っている鶏のもも肉を想像してみてください。 皮と肉の間には薄い膜がつながっていますよね。あれが筋膜です。 人間の筋肉も筋膜で覆われていて、全身ストッキングで包んでいるという表現もされます。 全身ストッキングの足の所をつまむメージをしてください。 つまんだところは収縮が起こりますが、逆に足から遠い肩の辺りは引っ張られているはずです。 ストッキングという一つのシートの一部に収縮が起これば、離れた部位には伸張が起こります。 この現象が人の身体にも起こります。 足の筋膜が収縮することによって、肩の筋肉が引っ張られて緊張するというケースがこれに当たります。 パソコンで猫背になっている場合、胸の筋膜は収縮しますが、背中の筋膜は伸張します。 こういった場合の緊張は全身のバランスを調整しなければなりません。 痛みが起こりにくい身体創りはバランスが大切 肩が凝っていて硬くなっている場合は普通だったら肩の筋肉を緩めるという発想になります。 もちろんそれは無駄ではありません。 しかし、筋膜的な見方をすれば、他の部位にも何かの異常があるかもしれません。 原因が他にある場合、肩だけを施術してもすぐに痛みが再発してしまいます。 痛みが出ないような身体を創っていくには、マクロ的に身体全体を考える必要があるのです。 筆者プロフィール 加来 禎治 整体ヨガ研究院 院長 武術空手修気道・宗家 私は整体師と同時に武道家でもありますが、空手の練習中に転倒したのを機に腰痛に悩んできました。 当時は若さもあったのでさほど深刻に考えずに痛み止めと湿布を貼る程度の処置しかしませんでした。 整形外科や接骨院、カイロなど色々と通いましたが、知人が整体の先生を紹介して通うようになってから、改善されました。 その後、自分でも整体師の道を進むことになり、整体師になってからもヨガやボディーワークなど身体に関することを積極的に学んで、自分なりの技術を確立していきました。 あなたの笑顔が取り戻せるように全力で取り組みます!
筆者プロフィール
加来 禎治
整体ヨガ研究院 院長 武術空手修気道・宗家
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします