今年も残すところあとわずかとなりました。皆様にとってはどんな一年でしたか? さて、何かと忙しい年末年始。毎年この時期、ぎっくり腰になってしまう方が増加します。 当院にもタクシーを利用してやっとの思いで辿り着き、施術を受けられる方がいます。 年末年始は腰痛の大敵! この時期に腰を痛める方が増える理由はいくつかあります。 ①大掃除 普段あまり掃除をしない隅々まで綺麗にするので、体を屈めたり、腕を伸ばしたり、腰をひねったりと慣れない体制を取りがち。 そのため関節や筋肉に負担がかかります。 普段つかっていない部分はコリや動きが悪くなっています。 この状態を放置しておくと、ある日突然ギクッと腰を痛めてしまうのです。 ②飲みすぎ・食べ過ぎ またクリスマスや忘年会、新年会などおつき合いが増えるこの時期。 ついつい飲みすぎ、食べ過ぎてしまい、内臓が疲れてしまいます。 内臓が疲れると、それを覆っている筋膜や腹壁が圧迫されてしまうため、体幹の力が弱ってしまうのです。 それが姿勢のアンバランスにつながり、腰や背中に張りや痛みを引き起こします。 またアルコールを飲むと、筋肉に疲労物質(乳酸など)が溜まりやすくなり、疲れやだるさが続きます。 飲酒をすることで神経細胞が緊張を起こすので、持病を抱えている方は体に痛みや痺れを強く感じるようになります。 飲み会が続き体が弱っている時、 ・朝カラダが痛くて起きる事ができない ・洗顔の時に腰を屈めた瞬間にズキィと電気が走るような痛みを感じてそのまま動けなくなる という症状が出る方もいます。 暴飲暴食に気をつけて、しっかりと休む日も必要です。 ③気温の低下 冬になって気温が下がり、体の血流が停滞する事によって、痛みや痺れを感じやすくなります。 寒いと体が緊張するので、それだけで体が縮こまった姿勢になってしまいます。 その癖がやがて筋肉や関節の疲労となり、ぎっくり腰を起こしやすくなるのです。 さらに寒冷地に行くと除雪作業があるので、重い雪をはねたり運んだりする事によって、腰や股関節、膝にも負担がかかります。 だいたいこの時期には、これらの原因が重なり身体能力の限界を超えた時にぎっくり腰になってしまうのです。 ぎっくり腰にならないためにできること では、ぎっくり腰にならないためにはどうすればいいのでしょう? ・ストレッチをする ・カラダを温める(痛みがある時にはアイシングがおすすめ) などが有効です。 そして元気なうちに施術に通って、疲労や歪みを取り除く事がおすすめです。 さいごに いかがでしたか? 1年の締めくくり、元気な体で過ごしたいですよね。 新しい年も健康第一で生活できるように、日頃から予防につとめましょう! たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 一手技塾札幌代表 日本メンターコーチング協会コーチ 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。
筆者プロフィール
清水真
一般社団法人姿勢道普及協会理事長
一手技塾札幌代表
日本メンターコーチング協会コーチ
日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター
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