整体ヨガ研究院の加来です。 スマホの長時間操作による身体の歪みはよく知られていますが、最近では小・中学生にもその波が広がっています。 今回は、そんな「子どもに忍び寄る身体の歪み」についてお話ししようと思います。 身体の歪みの原因とは ある調査によれば、肩こりで定期的に施術を受ける小学生も増えている傾向にあるようです。 昔では考えられない光景ではありますが、では、昔と今とでは何が違うのでしょうか? 教科書の重さ 一つには教科書の重さが指摘されています。 今は書類などもA4サイズが主流になっている印象ですが、教科書もA4サイズが多いとのこと。 また、「脱ゆとり教育」以降、情報量も増えているので教科書も厚くなり、重さも増しています。 先日、町を歩く中学生を見ましたが、リュックが重いのか、身体が前傾姿勢に。 常にあの歩き方では身体が歪んでしまう、と心配になりました。 ゲームとスマホ ゲームや漫画は昔からあって、今の大人も小さい頃より「長時間のゲームはダメ」と注意されたものです。 この頃は、子どもの遊びも親の目の届く環境にあり、しっかり制限ができていたのではと思っています。 しかし、スマホが普及するようになり、いつでもゲームや漫画が読める時代になりました。 子どもが、通学途中や自室で長時間操作していても、親は気付くことができません。 長い場合は、1日10時間以上もやっている子もいるようです。 施術で来院する方(大人)の中には、「小学生や中学生の頃より肩がこっている」と訴える方もいます。 多分、上記のような生活習慣だったのではないでしょうか? 姿勢の悪さと集中力の低下について 上記でお伝えしましたように、長時間のスマホ操作や重たいリュックなどの影響により猫背姿勢になってしまいます。 すると、肺が圧迫されて呼吸が浅くなり、血液の中の酸素濃度も低下し、集中力が持続できません。 さらに、背骨が歪むことで自律神経の乱れにもつながることがあります。 昔から勉強の時は「背筋を伸ばして」と注意されましたが、これは単に「見栄え」をよくするということでなく、理にかなった方法だったのでしょう。 テレビでも有名な予備校講師の先生も、有名大学に入る子は姿勢がいいと言っていました。 さいごに 「三つ子の魂百まで」という言葉もあります。 子どもの頃から習慣になってしまった悪い姿勢は、大人になってから直すには時間がかかります。 子どもを持つ親御さんは、将来のためにも子供の姿勢には気を付けてあげましょう! 筆者プロフィール 加来 禎治 整体ヨガ研究院 院長 武術空手修気道・宗家 私は整体師と同時に武道家でもありますが、空手の練習中に転倒したのを機に腰痛に悩んできました。 当時は若さもあったのでさほど深刻に考えずに痛み止めと湿布を貼る程度の処置しかしませんでした。 整形外科や接骨院、カイロなど色々と通いましたが、知人が整体の先生を紹介して通うようになってから、改善されました。 その後、自分でも整体師の道を進むことになり、整体師になってからもヨガやボディーワークなど身体に関することを積極的に学んで、自分なりの技術を確立していきました。 あなたの笑顔が取り戻せるように全力で取り組みます!
筆者プロフィール
加来 禎治
整体ヨガ研究院 院長 武術空手修気道・宗家
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