整体ヨガ研究院の加来です。 肩こりは2種類あるということを、皆さんご存知でしょうか? まず1つ目が、『物理的な身体の状況による肩こり』です。 原因は、 ・身体の歪みによってバランスが崩れる ・重たいリュックを背負う ・中腰で長時間作業をする などが挙げられます。 これらによって筋肉が硬くなり、コリが生まれるのです。 そして2つ目が、 『心理的による肩こり』です。 「心理的なこりってどういうこと?」と思われる方がほとんどかと思います。 結論から言いますと、緊張することによって肩がこってしまうのです。 今回は、そんな心理的な肩こりと緊張の関係性と、その対策方法についてお話したいと思います。 なぜ緊張すると肩がこるの? 日常生活でも緊張する場面というのは沢山あります。 たとえば、学生さんなら学校の試験や入試などです。 あなたは緊張している時、もしくは緊張している人に声をかける時にこんな言葉を使うのではないでしょうか。 「肩をリラックスさせて深呼吸!」 また、大人になっても緊張する場面は沢山ありますよね。 ・子育て ・家事 ・仕事が忙しい時 ・人前で何かを表現する時 こういった時には緊張感から肩が力みがちです。 このように、経験的に「緊張している時は肩が力んで筋肉が硬くなる」ということを人は理解しています。 緊張からくる心理的な肩こりとは、こうやって発生してしまうのです。 この肩こりの厄介なところは、力む際は無意識なためなかなか自覚しにくいというところではないでしょうか。 肩がこるときは意識して『なで肩』に 心理的な肩こりは無意識からくる症状だからこそ、他人に「肩の力を抜いて」と指摘されないと気付かないものです。 しかし、普段からちょっと意識をすることで対策はできます。 ・自分は緊張するタイプだ ・普段から肩が力んでいる という自覚がある人は、気付いた時に「なで肩」になる意識で肩の力を抜いてみてください。 あっ、今自分は力んでいるな、と思ったらすぐに「なで肩」です! なで肩で身体の力みを軽減することで、心理的な緊張感の緩和につながります。 さいごに 今回は緊張感から起こる心理的な肩こりについてお話ししました。 「何かした覚えがないのに、最近やたらと肩がこる」 「気づいたら肩が力んでいることが多い」 という方は、ぜひ実践してみてください。 次回は緊張感によるもう一つの弊害、「呼吸の乱れ」に触れたいと思います。 筆者プロフィール 加来 禎治 整体ヨガ研究院 院長 武術空手修気道・宗家 私は整体師と同時に武道家でもありますが、空手の練習中に転倒したのを機に腰痛に悩んできました。 当時は若さもあったのでさほど深刻に考えずに痛み止めと湿布を貼る程度の処置しかしませんでした。 整形外科や接骨院、カイロなど色々と通いましたが、知人が整体の先生を紹介して通うようになってから、改善されました。 その後、自分でも整体師の道を進むことになり、整体師になってからもヨガやボディーワークなど身体に関することを積極的に学んで、自分なりの技術を確立していきました。 あなたの笑顔が取り戻せるように全力で取り組みます!
筆者プロフィール
加来 禎治
整体ヨガ研究院 院長 武術空手修気道・宗家
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