肩こりがつづくとリンパの腫れまでおきることがあります。 たいていは耳の下からあごあたりまでのリンパ腺が腫れるようです。 肩こりに頭痛はつきものですが、リンパ腺の腫れも実はめずらしくありません。 慢性化した肩こりに悩んでいる人は、耳下あたりのリンパ腺がよく腫れます。放っておいても数日で腫れは解消します。 ただ首のリンパマッサージを行えば、老廃物が流れて2、3日で腫れは収まるでしょう。 デスクワークを続けている人は、首のリンパマッサージの方法を覚えておくといいでしょう。 しかし腫れがいつまでも引かないときは要注意です。 それはたんなる疲れが原因の腫れでないかもしれないからです。 こうしたケースでは、すぐに病院を受診しましょう。 悪い姿勢を続けると老廃物が溜まりやすくなりリンパ腺が腫れる リンパ液は、筋肉の収縮の刺激を受けて、リンパ腺の中をゆっくりと流れています。周辺の筋肉が硬直すると、リンパ腺の流れもとうぜん滞ります。 頭を長時間前傾させたり、猫背の姿勢をつづけたりしている人は、首の筋肉がこわばるため、リンパの流れはとうぜんわるくなります。 その結果、老廃物が首にたまりやすくなり、首リンパ腺が腫れることになります。 首リンパが腫れたら安静にしてマッサージを 首リンパの腫れの解消には、手技でのていねいなマッサージがよく効きます。 マッサージオイルやクリームを手にとり、耳の下のくぼみのリンパ節を指先で押します。 ここにコリコリしたものを感じるときは、指先でそれをやさしく揉みほぐしましょう。 手の平をつかって、リンパ液を押し流すイメージで、首筋、首のうしろなどを、上から下へと数回なでおろします。 鎖骨の上下のくぼみを強めに指で押し、左右の脇のしたを軽くもみほぐします。 鎖骨から脇の下まで軽くマッサージをして終了です。 このマッサージで、鎖骨から首までのリンパの流れがよくなり、少しずつ腫れもひきます。同時に血行もよくなるため、マッサージ後は肩こりも少しは楽にないっているでしょう。 リンパの腫れがひかないときはかならず病院へ 何日たってもリンパの腫れがひかないことや、マッサージも効果もないこともあります。 こうしたケースでは、原因は肩こりではなく、なにか別の原因がリンパの腫れをひきおこしているのかもしれません。 これが悪性リンパ腫の症状である可能性もあります。すぐに病院で検査をうけましょう。 悪性リンパ腫の場合、リンパが腫れてもなんの痛みも伴わないという特徴があります。 それに対し肩こりが原因のリンパの腫れでは、たまに炎症などをおこし、痛みや発熱などの症状がでることもあります。 心配な兆候がでているときは、病院ですぐに検査をうけて、ただちに必要な治療をはじめましょう。 まとめ 肩こりがひどくなると、首のリンパまで腫れてくることがあります。 首の筋肉が硬くなったことが原因で、リンパの流れが滞ってしまうからです。首のリンパマッサージをていねいに繰り返せば、こうした腫れはおさまります。 それでもリンパの腫れがひかないときは、ほかの病気を疑い、すぐに病院で診察をうけるほうがいいでしょう。
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