こんにちは。 「はりきゅう治療院源光」 院長の松本です。 乾燥の季節になってきました。 私の仕事は鍼灸師なので、さまざまな方の肌を見ます。 この季節になりますと、みなさんが乾燥されてきたことが皮膚を見ると一目瞭然です。 そんなときに大切なのが保湿になります。 しかし、「保湿の仕方が分からない」「なるべくお手軽に・お手頃な価格で保湿したい」という方も少なくないでしょう。 そこで今回は、誰でも簡単にできるお手軽な保湿方法をご紹介します。 ぜひ、ご参考にしてください。 保湿不足は40代から 湿度の高い季節は、皮膚につやがあるためピンと張ることが多いのですが、40代以降の身体は、大気が乾燥してくると明らかに肌が白くなり、しわが増え、老人は粉をふいてきます。 この現象はただ単に、保湿不足です。 湿度の高い季節は、それだけで皮膚は保湿されます。 しかし、空気が乾燥してきますと、身体から水分がどんどん蒸発してしまうのです。 20代までの若い人の肌というのは、いわゆるピチピチと言うように、「油分」「水分」「張り」があります。 大気が乾燥したくらいでは肌に大した影響はありません。 しかし40代以降になりますと、そもそも肌が保持できる水分量が少なくなってきます。 そのため、皮膚の乾燥が顕著に現れてくるのです。 乾燥は健康に影響する 皮膚の乾燥は美容に良くないだけでなく、実は健康にも大きく影響します。 身体の表面には、『衛気(えき)』という気が流れています。 こでは中国医学での考え方です。 この衛気の「衛」という字は、防衛の衛であり、衛る(まもる)という意味があります。 身体を病原菌から守ってくれるのです。 現在未だに新型コロナが騒がれておりますが、これからはインフルエンザの季節にもなります。 そんな中、身体が乾燥してくると衛気が傷つき、ウイルスなどの病原菌から身体を守れず、風邪をひきやすくなる、というような意見もあることは確かです。 おすすめの簡単保湿法 美容家のIKKOさんは、こうおっしゃっていました。 「世の中の人は化粧水がとにかく足りなすぎる」 「化粧水は大量につけなければいけない」 「化粧水は高い物である必要はない。お手軽なもので十分」 確かに、保湿に大切なのはグリセリンです。 そのため、グリセリンが含まれているのであればお手軽な物、たとえば100円ショップの化粧水でも問題ありません。 そこで私が当院のお客様にご紹介している保湿方法をご紹介します。 ご用意するもの(すべて100円ショップで購入可) ・化粧水 2本 ・乳液 2本 ・ポンプボトル 1本 1.ポンプボトルに用意した化粧水と乳液をすべて入れ、混ぜます。 2.浴室において置き、お風呂から出たら全身に塗ります。 たったこれだけ! いわゆる、簡単にできる全身ボディーローションです。 メリットは、「ボディーローションよりもべたべたしない」「お手軽だから大量に全身に塗れる」ということ。 これなら、保湿のための十分な化粧水を取り入れることができます。 お風呂上り3分が勝負 身体のうるおいは、お風呂上りの3分でどんどん失われると言われています。 ですので、3分以内に保湿をすることが大切です。 お風呂から上がり身体を拭きましたら、お手製ボディーローションをたっぷり、全身に塗ります。 もちろん、お顔や髪の毛にも使用できますので、ぜひご活用ください。 さいごに さて、今回は簡単な全身保湿のやり方をご紹介しました。 いかがでしたでしょうか? 私は、この方法をやりだしてからは身体の乾燥がほとんどなくなりました。 当院のお客様からも、「乾燥だけでなく、乾燥による痒みもなくなった」と喜びのお言葉をいただいております。 これから本格的に乾燥の季節です。 感染症などの風邪に負けないためにも、ぜひ、保湿を心がけてください。 著者:松本光保 出版社:本の泉社 筆者プロフィール 松本 光保 はりきゅう治療院源光 院長 鍼灸師、国際中医師、東京薬科大学非常勤講師 作家 サラリーマンを辞め一人旅をし、土佐の海を目の前にして「鍼灸師になりなさい」 という啓示を受ける。 臨床の傍ら作家としても活動する。 趣味は令和元年から始めたピアノと、野良猫と遊ぶこと。 主な著書 「今度は私が助ける番」「絆療法」(本の泉社) 「鍼仙雲龍」(明窓出版)「詩集Life」(ムゲンブックス)
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筆者プロフィール
松本 光保
はりきゅう治療院源光 院長
鍼灸師、国際中医師、東京薬科大学非常勤講師
作家
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