狭窄症による歩行障害について 脊柱管狭窄症の症状には神経の圧迫が原因とされ、神経の場所により症状の出方も違います。神経根型・馬尾型・混合型に分類しますが共通的に間欠跛行が見られることも特徴の1つになります。 一時的に症状が現れる間欠跛行では重要な症状を見逃すことも すべり症や脊柱管狭窄症で良く見られる症状で、歩いていると痛みやしびれが脚に現れてしまい歩き続ける事が出来なくなる状態です。休憩をすると、また歩けるようになるので『年のせい』と脊柱管狭窄症とは知らずに過ごしてしまう人も多いのです。自転車では比較的痛みが無いので、スイスイ走る人もいるようですが治療をせずにいると症状が進んでしまいますので、きちんとした治療を行いましょう。 マットを使った軽いストレッチや散歩も効果的! 間欠跛行が起きると、ついつい家に引きこもりがちになります。運動は薬のように痛みが直ぐになくなるわけではありませんが、継続する事により腰回りの筋肉が強化されると症状が劇的に軽減されます。痛いとついつい動きたくなくなりますが、筋肉だけでなく関節の動きも悪くなるのでどんどん歩けなくなります。無理に走る必要はないので、体幹を鍛えるために背筋や腹筋、腸腰筋を鍛えて元気な体を作りましょう。背中を反らすと症状が悪化するので、マットを使った軽いストレッチや散歩でも充分です。 運動を根気よく続けることが治療には不可欠 狭窄症に痛みはつきものですが、治療をしながら痛みが起きる姿勢を避けることも自己管理の1つです。腰を冷やさない、歩き続けたり座り続ける等同じ姿勢を続けない事も避けておきます。辛くない程度に、運動を根気よく続けることが症状を少しでも改善するわけですからテレビ体操やヨガ・ピラティス等出来る事から始めてください。 用具を使い体の負担を避ける 杖やカートは狭窄症の人の体を楽にするために利用したい用具です。最近ではクッション付きで、疲れたら腰を下ろせるものもありますしブレーキ機能もあります。あまり頼りすぎると、腰が曲がるので『支えにする』気持ちで利用してみてはどうでしょうか。脊柱管狭窄症で全く歩けなくなる事は先ずありません。きちんとした治療を続ければ、自分の足であるけるようにもなります。その為にも早めに治療を始めるのが得策です。 まとめ 痛いから歩けないではなく、歩くために痛みを軽減していくのが狭窄症の治療の意味です。日常を楽しむ為にも、痛みは治療を続けて抑えていきます。また、痛みがあると外出もしたくなくなりますが、腰の為に体を動かすのではなく『生き生きした人生を送るために』何かを始めるのも、これからも歩ける自分の為に大切ではないでしょうか。
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