頭痛が起こると1日が憂鬱になるもの。これに吐き気が加わると外出するのも難しくなります。 頭痛の原因には、生活習慣やストレスが関係しているケースが多くありますが、吐き気が加わると「もしかしたら病気かも知れない」と心配にもなることでしょう。今回は頭痛に伴う吐き気との関係についてお話をしていきます。 吐き気が起こる頭痛は主に偏頭痛 吐き気が現れる頭痛には様々な原因がありますが、主に偏頭痛であることが多いようです。特に女性に多い偏頭痛は、脳の血管が拡張する事で起こりやすくなります。ストレスを感じると、セトロニンという神経伝達物質が増えてしまいます。これが炎症を起こすことで、偏頭痛として現れます。吐き気が現れてくるのは極度な緊張状態からくるものですから日常生活のリズムが崩れないようにすることが大切です。 アルコールやタバコに含まれる有害物質も原因になることがあります 外出して、空気が悪い場所に行くと頭痛と吐き気が起きた事はありませんか?有害物質が血液に入り込むと、吐き気の原因になります。飲み会の翌日に頭痛や吐き気が起きるのは、アルコールやタバコに含まれているアセトアルデヒドという有害物質が血液内に入り込む事が原因です。飲み会の翌日に、頭痛や吐き気が起きるようなら喫煙を控えるなどしておきましょう。 高血圧によって頭痛だけではなく吐き気が起こることも 血圧の高い人は、調子が悪くなると頭痛を起こしやすくなります。何もないのに頭痛や吐き気が何度も起きるのであれば、一度血圧をしっかりと計っておきましょう。頭痛や吐き気が血圧により起きるとなると、いきなり倒れてしまうような状態に陥ることも考えられます。高血圧は脳梗塞等の原因にもなりますので、きちんと治療をしておきましょう。 肩こりからくる頭痛は酷くなると吐き気を伴うこともあります 季節の変わり目になると、頭痛を起こしやすい人も多いようです。温度差が激しくなる季節の変わり目は、血管の収縮が激しくなるので冷え性の人は特に頭痛を起こしやすくなります。血管の収縮が激しくなったり冷えると筋肉が固くなり肩こりを起こしてしまうことも。この肩こりをそのままにしておくと、頭痛だけでなく吐き気にまで現れます。肩から背中迄の筋肉が固くなる事で自律神経が乱れることが原因にもなります。普段からストレッチで体を動かすなどの予防も必要でしょう。 緊急を要する病気のケースはすぐに病院へ くも膜下出血や硬膜下出血、脳炎や髄膜炎など頭痛と吐き気を伴う、命に関わる病気が隠れているケースもあります。 自己判断せず、早いうちに病院に行くことをおすすめします。 まとめ 頭痛と吐き気は一見関係がないように感じますが、意外な事から繋がっている事が解ります。頭痛だけなら安静にしたり、薬で抑えられますが吐き気となるといてもたってもいられないはず。頭痛が起きないように、規則正しい生活リズムを送ることや適度な運動と食生活の見直しを行いましょう。 また、何か病気が原因であるケースも考えられます。安易に自己判断せず、症状が現れたらまずは一度病院で診てもらいましょう。
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