整体院へ通うことになる頻度は、症状やからだの状態によって変わってきます。また整体院の方針によって、患者さんにお勧めする頻度はさまざまです。 なんとなくからだがだるい、慢性的な腰痛があるなどの症状の方は、1ヶ月に1回程度の通院で済むこともあります。強い痛みのある方は、最初は1週間に1回ペースの施術が最低でも必要でしょう。 通院期間、頻度については、初診時に担当の施術者とよく話し合うことが大切です。無駄に長く通院させようとする整体院はお勧めできません。良心的な整体院ほど、その人の症状にあった期間の施術プログラムを提示してくれます。普段の生活で注意すべき点を指導してくれるかどうかも、よい整体院選びのポイントとなります。 慢性の不調、ダイエットや産後の骨盤矯正の場合 首こり、肩こり、背中の痛み、慢性的なしつこい腰痛の場合、3週間に1回から1ヶ月に1回程度の頻度での通院が一般的です。こうした強い痛みのない症状の場合は、頻繁に通う必要はありません。通院の手間や費用が患者の負担にならないように、治療院も通院頻度を配慮してくれます。 治療の初期には、施術と施術の間が1ヶ月以上あくことはあまりありません。せっかく矯正した骨や筋肉が元に戻ってしまうからです。 ただしダイエットや産後の骨盤矯正を希望する方には、1、2週間に1回程度の通院が勧められることもあります。美容が目的の方の中には、痛みなどの不快症状がないため、通院をやめてしまう人もいます。治療のモチベーションを保ってもらうために、こうしたメニューの方にはやや多めの通院が求められることも多いようです。 ひどい肩こりやぎっくり腰など強い痛みのある場合 ひどい肩こりや、歩行もむずかしいぎっくり腰などの場合は、少しでも早くつらい症状を緩和する必要があります。そのため痛みがおさまるまでは、1週間に1、2回という頻繁なペースで患者の方は通院することになります。 急性の疾患の場合でも、最初の数回の施術で患部の炎症はおさまります。痛みが引いたら、2週間に1回、3週間に1回というように施術間隔をあけて、整体院では通院頻度を下げていきます。関節の可動域を広げる治療にうつる頃には、患者の方は1ヶ月に1回程度の通院が認められているでしょう。 整体へ通うだけでなく生活と食生活の改善が不可欠 不調を治すには、整体院へ通うだけではじつは不十分です。整体院でゆがみをせっかく治しても、日常の姿勢がわるいままだと、骨と筋肉はすぐに元に戻ってしまいます。ふだんの生活を見直すことが、体調を早くもとに戻し、通院頻度を抑えることにつながります。 整体院をえらぶときには、日常生活や食事についても細やかに指導してくれるところを探しましょう。 まとめ 整体院へ通う頻度は、症状や目的によって大きく変化します。痛みのひどくない慢性疾患の場合は、1ヶ月に1回程度の通院でも大丈夫でしょう。激しい疼痛がある場合は、痛みをとるために最初は1週間に1回は通院しなければいけません。 満足できる結果を得るためにも、施術プランについては、初診時に患者は担当者とよく話し合うようにしましょう。
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