骨盤矯正をすれば、冷え性改善、肩こり解消、ダイエットなどの効果が期待できます。骨盤とは体に真ん中にあり、腸や生殖器をはじめとする重要な臓器を保護している骨です。骨盤のゆがみを矯正することで、内臓が正しい位置におさまり、体の不調が緩和されます。 骨盤は単一の骨ではなく、大きな4つの骨が組み合った組織です。それだけにずれやすく、日常の動作の影響でも骨盤はゆがみます。骨盤を正常な形にもどすには、正しい姿勢を心がけ、エクササイズを習慣づけることです。 骨盤矯正をするとなぜ体にいいのか 骨盤がゆがむと、老廃物の排出がうまくいかなくなります。骨盤が開きすぎたり、傾いたりすることで内臓が本来の位置よりも下に下がり、血管やリンパ管などを圧迫するからです。骨盤矯正をすると代謝のいい体質になります。 女性の場合は骨盤矯正によって、なかに収まっている子宮や卵巣への圧迫や負担を減らすことができます。骨盤の形を正して女性機能を改善することで、生理不順、ひどい生理痛、更年期障害の緩和などに効果が期待できます。 骨盤のゆがみにはこんなタイプがある 骨盤は、腸骨、恥骨、仙骨、坐骨という4つの部分で構成されている骨組織です。女性の場合は出産にそなえて、4つの骨の結合部分がより柔軟にできているという特徴もあります。骨盤のゆがみとは、これらの骨の結合部が広がりすぎたり、ずれたまま組み合ってしまったりしている状態のことです。 腹筋の弱い女性によくみられるのは、骨盤が前方へ倒れているタイプのゆがみです。これが続くと下腹がぽっこり出て便秘をおこしやすくなります。坐骨が左右に広がり、開きすぎたまま固まっている骨盤もあります。このゆがみがあると、ヒップが垂れたりO脚になったりしやすいのが特徴です。 かんたんなエクササイズでも骨盤矯正はできる 女性の骨盤はゆがみやすい反面、もとに戻しやすい傾向があります。正しい姿勢を身につけて体の重心を整えれば、骨盤は正しい形に自然にもどります。骨盤矯正エクササイズを取り入れれば、より早く効果的な体質改善が期待できます。 大腰筋を鍛え、骨盤の位置を安定させるエクササイズ あお向けに寝ます。腰あたりにクッションをあて、両ひじで支えながら上半身を起こし、両脚を揃えてまっすぐ伸ばして高く上げます。上半身を動かさないように気をつけながら、揃えた両脚をゆっくり輪をえがくように回転させます。腰から大きくまわすように、左右4回ずつまわしましょう。 まとめ 骨盤のゆがみとは、4つの骨が正しい位置からずれてしまった状態のことです。正しい姿勢とエクササイズを続けると、骨盤本来の形を取り戻すことができます。骨盤矯正を行えばさまざまな体の不調が治るだけでなく、女性機能の回復も期待できます。
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