高齢者だけでなく、若者をも襲うぎっくり腰。居ても立ってもいられない痛みを経験すると、再発が怖くて重い物が持てなくなる人もいるようです。日常生活に支障をきたす、ぎっくり腰の原因や症状と治療法をまとめました。 ぎっくり腰のハッキリとした原因は特定できない 急に腰に激痛が走り、固まったように動けなくなりますが通常であれば1ヶ月から3ヶ月で自然に治ってしまいます。特に腰痛持ちでなくても起こるのが特徴的で、急性の腰痛を指しています。特に重い荷物を持ったわけでもなく、簡単な動作で起きてしまうので『何時誰がぎっくり腰になる』かは分かりません。ぎっくり腰は、椎間板や靭帯、筋肉が何等かの動作で炎症を起こすのではないかと考えられていますが、ハッキリとした原因が特定できません。安静にしていれば自然に治るので、特に治療も必要としない腰痛です。 ぎっくり腰の治療方法 発症すると、痛みが引くまでは何も出来なくなるので安静が一番と考えられています。ぎっくり腰が起きてから数日すると痛みが徐々に消えていきます。それまでは鎮痛剤を使って痛みを抑え安静にします。痛みがやわらいできたら、日常生活にも支障はないのでゆっくりと仕事にも復帰出来ます。あまり長く安静にすると、癒着するので出来るだけ薬で痛みと炎症を抑えながら体を動かしていくのがベストです。痛みがぶり返す事は殆どありませんし、1週間経てば殆ど痛みを感じなくなりますし1ヶ月もすれば元のように元気になるのが普通です。 大切なのは再発の防止 ぎっくり腰になる人は、なんらか腰に問題があるわけですから一度やってしまうと繰り返す事があります。なかなか治らなかったり、慢性腰痛になる事は殆どありませんし、繰り返すのは加齢により筋肉が低下していることや腰椎が痛みを起こしやすい状態になっているからです。痛みが悪化しない程度に体を動かしていき、症状が治まっても腰回りの筋肉を鍛えるようなストレッチやウォーキングを日課にして予防をしていきましょう。 ぎっくり腰改善にはずっと安静にしていないこと 急に痛みが現れるので、安静にしていた方が良いのではないかと思われがちですが、痛いからとずっと動かないでいるよりも早目に日常生活に戻る方が治りが早いのです。発症してから3日経った頃から、薬で痛みを抑えながら無理のない範囲で体を動かして日常生活に戻るのが良いことは、研究によっても立証されています。怖がらずに早目に体を動かしていきましょう。
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