股関節痛がひどくなってきたら、どんな病院へ行きますか?股関節は骨盤と大腿骨をつなぐ大きな関節です。関節の異常なのですから、股関節痛の場合は整形外科をまずは受診しましょう。 問題なのは、股関節痛をともなう症状が何種類もあることです。症状を確定するために、レントゲンなどの設備のある整形外科へ最初は行く必要があります。 変形性股関節症という病気は、軽度のうちは、整形外科では経過観察扱いになることがほとんどです。手術が必要なほど重症ではないけれど、ときどきひどくなる股関節痛がつらいという人は、整体や鍼灸、カイロプラクティックなどの治療院に相談してみるのもいいでしょう。 股関節痛で考えられる疾病とは? 股関節が痛む症状はたくさんあります。大きく分けると、股関節自体に病変をもつグループと、腰に原因をもつグループがあります。 股関節自体に問題がある代表的な疾病は、変形性股関節症、リウマチ性股関節症、突発性大腿骨頭壊死などです。まれに腰の疾患が股関節に影響し、痛みを生じさせるものとしては、椎間板ヘルニア、腰部脊椎柱管狭窄症などがあります。問診、関節の可動域の確認、レントゲン検査などを併用することで、それぞれを正しく診断することが可能です。 整体院をはじめとする治療院にはレントゲン撮影の設備はありません。症状特定のために、最初は整形外科を受診するといいでしょう。 中高年の女性には膝や股関節の痛みに悩む人が多い 中高年をむかえると、膝や股関節に痛みをおぼえる女性が増えます。股関節痛が長びいている中年女性の場合は、変形性股関節症である可能性が大きいといえます。 股関節や膝関節は、全体重がかかる位置にあります。そのため更年期の肥満で負担がかかりやすく、軟骨がすりへりやすいという特徴がこの2つの関節にはあります。変形性股関節症は、軽症であれば手術は必要ありません。運動やマッサージでも痛みは緩和できます。 股関節痛で困った時は整形外科や治療院へ 変形性股関節症の治療は、早い時期にはじめるにこしたことはありません。ただ軽症のうちは、整形外科でしてもらえることは、経過観察とリハビリくらいであることも事実です。忙しい中わざわざ通院するのだから、もう少し積極的な治療をしてほしいと思う人もいるでしょう。 整体や鍼灸、カイロプラクティックなどの治療院で施術を受けることで症状が緩和されることもあります。腕のいい先生を探し、施術を受けてみるのもいいでしょう。 まとめ 股関節痛にはさまざまな原因が考えられます。正しい診断をうけるためにも、初診は、検査設備の整った整形外科へ行くことをおすすめします。辛い症状を改善したい場合は、治療院を利用してみるのもいいでしょう。 整体はボキボキするイメージで怖いという人も中にはいるかと思いますが、治療院によって施術方法は様々。とてもソフトな施術を行うところもあります。 その点も含め自分にあった治療院を探してみることをおすすめします。
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