高血圧の代表的な症状のひとつに、めまいがあげられます。だれでも1度はめまいの経験はあるでしょう。それほどめまいはありふれた症状です。めまいの原因はさまざまなので、症状がでても、重い疾患がその原因だと考える人はあまりいません。 しかしめまいは、重症化しつつある高血圧で引き起こされることもあります。高血圧は自覚しにくい疾患で、かなりひどくなってからでないと自覚症状はあらわれません。めまいは軽く考えず、病院を受診し、高血圧が原因ではないかなど相談してみてください。 めまいは病気のサイン!こんなときにめまいは起きる 危険なめまいと、そうでないめまいの区別は素人にはなかなかつきません。めまいの判断は医師に任せましょう。どんなめまいがおきたのか、その他の不快症状はあったかどうかなどを、病院へ行くまえに整理しておくようにしてください。 めまいの症状は大きく2種類に分けることができます。周囲がぐるぐる回るように感じる回転性のものと、足元がふわふわと頼りなく感じる浮動性のものとがあります。どちらの場合も、何度かめまいが続くようであれば注意が必要です。 ただのめまいならば、自律神経失調症や起床時の貧血などでもおきることがあります。しかしほかの症状もともなっている場合は、めまいが深刻な病気の兆候なのかもしれません。とくに中高年の方は、手足のしびれなど、ほかの症状がでていないかどうかをよくチェックしましょう。 高血圧がひきおこすめまいは体がふわふわと浮いたようなめまい 高血圧が原因のめまいでは、体がふわふわと浮いたような浮動性の症状があらわれるのが特徴です。そのほかに、頭痛、耳鳴り、鼻血などがおきることもあります。自覚がそれまでなくても、これらの症状があらわれている人は、高血圧が進んでいるのかもしれないと考えてみてください。 高血圧の症状の中には、更年期障害によく似たものがたくさんあります。肩こり、倦怠感、吐き気、不眠、そしてめまいなどの症状は、どちらの場合もあらわれます。更年期をむかえた人こそ、これらの症状がじつは高血圧のサインではないのかと疑ってみましょう。 高血圧は脳や腎臓の深刻な合併症を引き起こすこともあります 高血圧はおそろしい病気をひきおこす原因ですが、さいしょは自覚症状がほとんどありません。その中でもめまいは、本人がはっきりとわかる不快症状だといえます。しかしめまいのサインに気づかずにやり過ごしていると、動脈硬化や、脳や腎臓の深刻な合併症がやがておこります。 症状が進んでからでは、高血圧と合併症の治療を同時に行わなければいけません。動脈硬化をおこしてしまうと、高血圧をコントロールするために薬を飲むことになります。めまいの原因を早めに特定し、必要な治療をすぐに行うことが高血圧を遠ざける最善の方法です。 自律神経失調症などのめまいは整体で改善することも 自律神経失調症で起こる症状としてめまいがありますが、こういっためまいに関しては整体などの施術で改善するケースがあります。 体の歪みや筋肉のコリを解消することで改善するケースもあるのです。 まとめ めまいは、おそろしい高血圧の兆候としてあらわれることもあります。体調の変化やホルモンバランスの崩れのせいだろうと、めまいを見過ごすことは危険です。合併症がおきる前に手をうてるように、中高年になったら定期的に医師の問診と検査をうけましょう。 病院で検査を受けても原因が分からず改善しない、そんなときは整体や鍼灸院、カイロプラクティックなどの治療院で施術を受けることも1つの選択肢として持っておくといいでしょう。
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