めまいは誰もが一度は経験したことのある症状でしょうが、寝返りだけでめまいを治療できることがあるのを知っていますか。 実は、めまいの5割以上が自身で治療が可能なものだと言われています。 では、一体どのように寝返りで治るめまいだと診断すれば良いのでしょうか。 どのように寝返りしてめまいを治療すれば良いのかについても一緒に見ていきましょう。 まずは、めまいが1分以内に治るかどうかで判断! 寝返りで治るめまいかどうかは、1分以内に治るかどうかで判断することが出来ます。 1分以内で治るめまいは良性発作性頭位めまい症で健康な人でもなるもの、つまり寝返りで治るものです。 1分以上継続するめまいは脳梗塞やメニエール病、発作性難聴、前庭神経炎などの病気が関係しているもので、病気を治療しないことには治らないものです。 良性発作性頭位めまい症は色々な向きに寝返りを打つことで治る! 良性発作性頭位めまい症の場合は、次のような寝返り運動を実践してみましょう。 「10秒間天井を見る⇒10秒間右を向いた姿勢を保つ⇒10秒間天井を見る⇒10秒間左を向いた姿勢を保つ」 これを1セットとして、1回につき10セットを朝と夜の1日2回実践すれば、数日もすればめまいが改善するはずです。 寝返りにはめまいの原因となる耳石の破片をコントロールする効果がある! 寝返りのような簡単な方法でめまいが治るのも不思議な感じがしますが、実はこれにはきちんとした根拠があるのです。 そもそも、めまいが起こるのは、何らかのダメージや加齢などで耳の中の耳石が破壊されて、その破片が三半規管内に侵入してしまうからなのです。 耳石は左右や前後などの位置に関する情報を感知して、脳に信号として送る役割を果たしているものです。 寝返りをして頭を動かすことには、誤った信号を脳に送る可能性のある耳石の破片を細かく砕いて位置を感じさせないようにする効果があります。 枕を高くして寝ることにもめまいを治す効果が! 寝返り運動を実践すること以外には、シンプルに枕を高くするだけでもめまいを治す効果が期待できます。 枕を高くすると言うことは頭の位置を高くすると言うことで、耳石の破片を三半規管内に侵入しにくくする効果があるのです。 寝返り運動の余裕が無い方は、取り敢えずは高めの枕に頭を置いて寝ているだけでも効果は期待できるでしょう。 まとめ めまいは1分以内で治まるかどうかで、簡単に自宅で治せるめまいかどうかの判断をすることが可能です。 しかし、三半規管内に侵入した耳石の破片を処理することさえできれば、めまいは改善します。 ですので、自宅で治せる良性発作性頭位めまい症の場合には、寝返りをしたり頭を高くしたりなど、耳石をコントロールすることを考えましょう。
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