「頭痛で後頭部から首筋にかけての広範囲が痛む。」と言う方はいませんか。 頭痛と言えば、前頭部とか側頭部などが痛むことが多く、このような痛みには不安を感じてしまう方もきっと多いでしょう。 では、後頭部から首筋にかけての頭痛の原因や対処法について見ていきましょう。 後頭部から首筋にかけての頭痛は筋緊張性頭痛の可能性がある! 後頭部から首筋にかけて起こる頭痛の種類の一つに、筋緊張性頭痛があります。 頭痛の起こる範囲は後頭部から首筋にかけてですが、酷い時には長時間頭全体が強く締め付けられているかのような辛い痛みに苦しめられることもあります。 この頭痛は名前の通り筋肉の過度な緊張や収縮によって起こるもので、精神的なストレスや天候などが原因として考えられます。 若い方には少なく、30~50代の方に多いのも筋緊張性頭痛の特徴です。 筋緊張性頭痛の対策は筋肉をリラックスさせること 筋緊張性頭痛は筋肉の緊張や収縮が関係しているので、筋肉をリラックスさせることが対策に繋がります。 筋肉の緊張や収縮の原因となる精神的なストレスを何とかするのも、筋緊張性頭痛の予防や改善に繋がります。 十分な睡眠で心身を休ませること、ゆったりと湯船に浸かる入浴、緊張した筋肉のマッサージなどを心掛けてみましょう。 後頭部から首筋にかけての頭痛は頚性頭痛である場合もある! 「後頭部から首筋にかけての頭痛だから筋緊張性頭痛だ。」と決めつけるのは、まだ早いです。 実は、頚性頭痛の場合も、後頭部から首筋にかけて痛みを感じることがあるのです。 ただ、筋緊張性頭痛が頭を中心とした痛みであるのに対して、頚性頭痛は肩や腕にまで痛みが及んでいることがあります。 さらに、頭痛以外にも手足がしびれたり、体がふらついたり、力が入りにくかったりなどの症状が感じられることもあります。 頚性頭痛は血行を良くして神経の圧迫を改善することが対策! 頚性頭痛は背中や首などの体の後ろ側にある骨に何らかの異常が生じて、脊髄や周辺の神経が圧迫されることで起こるものです。 椎間板ヘルニアなどの病気で、頚性頭痛を発症することがあります。 脊髄や周辺の神経の圧迫をカバーするためには、体を温めて血液の流れを良くすることです。 体の冷えやすい方は温かい服装を心掛けたり、体の温まる食品を積極的に摂取するようにしたり、半身浴を心掛けてみるのが良いでしょう。 まとめ 後頭部から首筋にかけての頭痛は、それほど心配しなくても自身での対策で改善するものが多いです。 筋緊張性頭痛にしても頚性頭痛にしても、温めて血行を良くすることが基本的な対策になります。 あまりに頭痛を頻発する方は、意識的に体を温める対策をして出来るだけ体を冷やさないようにしましょう。
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