頭痛と吐き気が同時に起こるとしたら、あなたは病気なのかも知れません。病気でも自然に治るような病気であれば良いのですが、万一命に関わる病気だと早めに気付けなければ大変なことになります。 では、頭痛と吐き気で考えられる病気について見てみましょう。 くも膜下出血や慢性硬膜下出血の可能性もある! 頭痛と吐き気が同時に起こる病気には、まずくも膜下出血や慢性硬膜下出血が考えられます。くも膜下出血の場合は他に意識障害や言語障害などの症状が、慢性硬膜下出血の場合には意識障害や運動麻痺などの症状が起こることがあります。 くも膜下出血は脳の血管の動脈瘤が破裂する病気、慢性硬膜下出血は頭部を打った時のダメージで数ヶ月後に症状を発症する病気です。 くも膜下出血はすぐに適切な処置をしなければ死に至る可能性がありますし、慢性硬膜下出血に関しても適切な処置によって高確率で完治できます。 何らかの異常を感じた時には、迅速な対応を心掛けることが大切です。 重症化した高血圧で頭痛や吐き気が起こることもある! 頭痛や吐き気は高血圧の症状だと思っている方は多いものです。ところが、実はこれらの症状が現れた時には高血圧がかなり重症化している可能性があります。 さらに症状が悪化すると動脈硬化によって血管が詰まり、くも膜下出血や脳梗塞などの症状に発展することもあります。高血圧は初めのうちはこれと言った症状もなく気付かないケースが多いのですが、血圧を気にするようにしていれば早期発見が可能な病気です。 定期健診などで「血圧が高め。」と言われている方は、生活習慣の改善を心掛けて早めに対策しましょう。 高熱や痙攣があれば、髄膜炎や脳炎の可能性がある! 頭痛と吐き気以外に、高熱や痙攣などの症状はありませんか。 もし該当する場合には髄膜炎や脳炎の可能性があり、すぐに適切な対応を行う必要があります。髄膜炎は悪化させると麻痺の症状を残してしまうこともあります。 脳炎も死の危険性があるので注意しましょう。 緑内障は早期治療で視力の悪化を予防することが出来る! 頭痛と吐き気が同時に起こるのは、「緑内障」と言う目の病気が関係していることもあります。緑内障は眼圧が高くなることで視神経が萎縮してしまう病気で、症状の悪化とともに視野が狭まること、視力の低下などが起こります。 もちろん、一旦失った視力が戻ることはありませんが、早めに適切な処置を施すことで少なくとも視力の悪化は防ぐことはできるでしょう。 まとめ このように頭痛と吐き気が同時に起こる病気には色々なものがあり、発症すると生命や後遺症の危険性があるものもあります。 早期発見と言われてもなかなか難しいものですが、遅くとも頭痛と吐き気を感じた時には早めに適切な処置が出来ていると良いものです。 定期健診などでのちょっとした異常も、将来的に大事に至る可能性があるものとして真剣に考え、病院できちんと検査してもらうといいでしょう。 検査で特に異常が見られなくても不調が続く場合は、整体やカイロプラクティック、鍼灸院などの治療院に相談してみるといいかもしれません。
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