骨盤歪みは様々な体調不良の原因となるのですが、特に腰痛に悩まされている方は多いのではないでしょうか。 そもそも、骨盤のような一見硬そうな部分に歪みが生じてしまうのは、一体なぜなのでしょうか。自分で何とか出来る原因であれば改善して、少しでも腰痛を楽にすることが出来たら良いものです。 骨盤歪みによって腰痛が起こるのは、骨盤歪みによって腰椎のズレが起こるから! 骨盤は私たちの体を支える重心となる部分で、実は腰椎と繋がっています。骨盤歪みが起これば、腰椎にズレが生じます。 そして、腰椎のズレが腰周辺の神経を圧迫することで、腰痛が起こりやすくなります。 ちなみに、腰椎の不調が無い限りは腰椎だけがズレることはほとんどなく、ほとんどの腰椎のズレに骨盤歪みが関係しています。 加齢による筋力の低下で骨盤歪みが起こる! 骨盤歪みの原因としてまず考えられるのが、加齢による筋力の衰えです。 私たちの体は年齢とともに骨盤の支えとなる腹筋の力が低下し、その分背中の筋肉に負担がかかって極度な緊張が起こります。すると、骨盤は硬くなった背中の筋肉に引っ張られて歪みやすくなります。 また、太ももの筋肉も年齢とともに衰えていきます。これに関しても腹筋の時と同じように、ふくらはぎへの負担が極度な緊張を引き起こし、脚の大腿骨や大腿骨に関連する骨盤が引っ張られて歪みが生じます。 高齢者の方を中心に腰痛が起こりやすくなるのは、このような筋力の衰えによる骨盤歪みが関係しています。 長時間の座り仕事による筋肉の緊張で骨盤歪みが起こる! 若い方でも、長時間の座り仕事で骨盤歪みが起こることがあります。 長時間同じ姿勢を継続していると、首から背中までの広範囲の筋肉が過緊張を起こし、さらに筋肉による圧迫で正しい背骨の形が崩れやすくなります。 崩れた背骨に引っ張られて骨盤歪みが生じて骨盤に繋がっている腰椎も歪むので、腰痛も起こりやすくなります。 背中の筋肉の緊張でお腹の筋肉の緩みが生じることも、腹筋を低下させて骨盤が背中に引っ張られやすくなって歪みの原因になります。 睡眠中の噛みしめも骨盤歪みを引き起こす! 腰痛持ちでも加齢や長時間の座り仕事などが当てはまらない方は、睡眠中に歯を噛みしめる癖があるのかも知れません。噛みしめは背中の筋肉の過緊張を引き起こして、背骨の歪みから背骨と繋がっている骨盤歪みまで生じさせます。 そもそも、睡眠中の噛みしめの原因は、精神的なストレスであることが多いようです。 まとめ 腰痛を引き起こす骨盤歪みには、どういう原因であれ大抵は背中の筋肉の過緊張が関係しています。原因さえ分かっていれば、腹筋や足の筋肉を鍛えたり、背中の筋肉を解したり、精神をリラックスさせたりなどの対策を行うことが出来ます。 まずは、自分の生活をよく振り返って、原因を見付けることから始めてみましょう。
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