肩こりにボトックス注射が効くと言われていますが、ボトックス注射はシワやたるみなどの美容治療に使われていることで知られています。 注射を打つだけで本当に肩こりの不快感から解放されるのであれば、こんなに楽なことは無いでしょう。 ただ、注射と言うと、効果の持続期間や副作用などが気になっている方も多いのではないでしょうか。 では、ボトックス注射の内容やリスクについて詳しく見ていきましょう。 ボトックス注射では筋肉の緊張を軽減して肩こりを解消することが出来る! ボトックス注射では、肩の背中側にある大きな筋肉「僧帽筋(そうぼうきん)」に「ボツリヌストキシン」と言うタンパク質を注入します。 肩こりは肩から首までの広範囲の筋肉が緊張したものですが、この筋肉の中でもっとも広範囲にわたるのが僧帽筋です。 ボトックス注射で僧帽筋の緊張を軽減して、同時に肩こりの痛みの原因となっている体内物質の働きを抑えれば、肩こりを解消することが出来ます。 ボトックス注射の効果は長くて1年! ボトックス注射の効果が予防接種のように長く続けば良いのですが、実際には施術の2週間後くらいに効果を実感し始める方が多く、効果の持続期間は長くて1年と言われています。 効果の持続期間には病院のスキルのよる差も個人差もあって、短い方だとほんの3ヶ月くらいのようです。数回繰り返して注射を受けることで効果は、半永久的になります。 たった10分程の施術時間だと考えると、慢性的な肩こりに悩まされている方ほど受けて損は無いかも知れません。 ボトックス注射の後に内出血があることもある! 肩こりを解消するためと言えども、ボトックス注射のリスクがあまりに大きければ考え直す方もいるでしょう。 ボトックス注射でよく言われるリスクは、注射の後に起こる内出血です。 どんなに技術のある医師でも、注射の際に50%以上の確率で針が細い血管に当たってしまうのです。 この内出血は基本的には問題なく、軽いもので1週間ほど、酷いものでも2週間くらいで治るようです。 ボトックス注射を受けた日は、血行を良くしないように注意! ボトックス注射を受けた後は、10分程患部をアイシングしてくれます。でも、このアイシングが終われば、すぐにいつも通りの生活が出来ると言う訳ではありません。 副作用のリスクを最小限にするためにも、施術当日の飲酒、激しい運動、熱い風呂への入浴、サウナなどは禁止されています。 出来るだけ患部の血行を良くしないように、施術後は静かに過ごしましょう。 まとめ 肩こりに効果が期待できるボトックス注射は、1回につき5万円以上、高いところだと15万円もかかると言われています。 とは言え、慢性的な肩こりに悩まされている方にとっては、たった10分程の短時間の施術で苦痛から解放される方法だと知られています。 即効的な肩こり対策として、費用やリスク、そして効果には個人差もあることなどを踏まえつつ検討してみるのも良いでしょう。
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