肩こりの症状は、高血圧の方の症状として言われることがあります。それくらいに肩こりと血圧には大きな関連性があるようです。 しかも、高血圧の症状の1つが肩こりであるだけではなく、肩こりが高血圧の原因になっていることもあると言われています。 では、肩こりと血圧の関連性について見ていきましょう! 肩こりは本態性高血圧症の症状の1つ! 高血圧の中には原因不明の「本態性高血圧症」と言うものがあり、この種類の高血圧は自覚症状もほとんど無いようです。 重症化した時に肩こりや頭痛、めまい、そして耳鳴りなどの症状が現れることがあるものの、これだけでは高血圧の症状だと決めつけるのが難しいものです。 家族や親族に高血圧の人がいるなど、あまりに肩こりの症状が続いて高血圧を疑いたくなる場合には、血圧を測定してみるのも良いでしょう。 二次性高血圧症では肩こりに加えて腰痛が起こることもある! 高血圧には本態性高血圧症の他に、腎臓や他の内臓の病気とともに発症する高血圧「二次性高血圧症」があります。 二次性高血圧症でも本態性高血圧症と同じように肩こりが起こることがあるのですが、さらに腰痛が起こることも多いものです。 内臓の病気があると内臓が膨らんで、お腹や腰に負担がかかってしまうことが考えられます。 肩こりが重症化した時には血圧が高くなっていることもある! 「肩こり症候群」と言って肩こりが重症化したものがあるのですが、この時には血圧が通常よりも高めになっていることがよくあるようです。 首や肩は重い頭を支えている部分で、この部分が緊張して血液の流れが滞ることで血圧にまで影響を来してしまうのでしょう。 この場合には肩こりの治療を受けて症状が改善するうちに、血圧も正常値に安定していくことが多いので心配する必要はありません。 肩こりが原因で血圧が上がる場合には、まずは血圧ではなく肩こりの改善を目指してみましょう。 更年期障害による肩こりで二次性高血圧症になることがある! 40代後半以降になると誰もが不安に感じている更年期障害ですが、更年期障害ではホルモンバランスの乱れ以外にも肩こりや頭痛などの症状を起こすこともあります。 そして、更年期障害による肩こりのストレスで、二次性高血圧症を発症してしまうことがあります。 もちろん、更年期障害に限らず、40代以降になると姿勢が悪くなったり体が冷えやすくなったりなどで肩こりも起こりやすくなります。 高血圧を予防するためには、更年期障害の改善とともに、普段から正しい姿勢や体が冷えないような生活も心掛けましょう。 まとめ 肩こりは高血圧の症状として考えている方も多いでしょうが、逆に肩こりが高血圧の原因になっていることもあるのです。 いずれにしても肩こりと血圧に大きな関連性があることには違いは無いので、肩こりが気になり始めたら血圧をチェックするようにしてみると良いでしょう。 それにより、大元になっている症状が分かっていれば、まずはその症状の治療から取り組んでみましょう。
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