肩こりが重症化している方ほど、そこまで真剣に対策を考えていない方が多いものです。 肩こりを解消するための対策をしている方でも、取り敢えず「肩こり」と言う言葉だけで根拠の無い対策を実践している方もきっと多いはずです。 では、肩こりが重症化している方に共通する特徴、本当に実践すべき対策について見ていきましょう。 自身の発症している肩こりの種類を知ること 肩こりが重症化している方に共通しているのが、自身の発症している肩こりの種類が分かっていないことです。 実は、肩こりには神経性のもの、筋肉・骨格性のもの、心因性のものなどがあるのです。 これらのうち、自分がどの種類の肩こりを発症しているかによって効果的な対策は大きく異なります。 神経性肩こりの対策はストレスや生活習慣に気を付けること 神経性肩こりの特徴として、肩こりと同時に片頭痛を伴うこと、もっと言うと片頭痛が起こる前兆として肩こりを発症することが挙げられます。 この種類の肩こりは小学生のお子さんでも発症することがあり、元々神経が興奮しやすい体質であることは発症者に共通しています。 神経性肩こりは人ごみ、まぶしい光、乗り物などが苦手だったり、感覚が人一倍鋭かったり、生理による不調を感じやすい方などに多いようです。 肩こりを重症化させないための対策としては、まずは人ごみやまぶしい光、乗り物などを出来るだけ避けて、マイペースでストレスフリーの生活を心掛けることです。 さらに、生活リズムや栄養バランスに気を付けたり、飲酒や喫煙を控えたりなどの健康的な生活を心掛けることも大切です。 筋肉・骨格性肩こりの対策は正しい姿勢やマッサージ 筋肉・骨格性肩こりは中高年に多い肩こりで、病気や姿勢などが原因で筋肉や骨が衰えて骨格が変化して起こるものです。 しかも、長年かけて起こるものなので、神経にまで肩こりが定着してしまっていて癖になって重症化していることが多いのです。 姿勢が原因でなることがあるものの、このまま悪い姿勢を続けていると肩こりはますます重症化するばかりです。 筋肉・骨格性肩こりの対策としては、普段から正しい姿勢を意識したり、マッサージ・整体などの東洋医学・手技療法をうけてコリを改善するのが良いでしょう。 心因性肩こりの対策は少しでもリラックスできる考え方を身に付けること 心因性肩こりはストレスによる肩こりで、ストレスを溜めやすい方、ストレスを感じやすい方ほど発症して重症化しやすいものです。 とは言っても、ストレスの原因が仕事や家事、育児、介護、近所付き合いなどの生きていくのに必要な所にあるとしたら、原因の撤去は難しいものです。 せめてストレスを莫大に抱え込まないように、少しでもリラックスできる考え方を身に付けるのが良いでしょう。 週に1日は思いっきり楽しめる日を作るとか、何でも完璧にこなそうとせず手抜き出来る部分を適度に作るなどと言うのでも構いません。 自分を責めるばかりではなく、たまには自分の頑張った部分を褒めることも大切です。 まとめ このように、肩こりには神経性肩こり、筋肉・骨格性肩こり、心因性肩こりの大きく3種類があります。 いずれの肩こりにも発症者に共通する特徴があるので、この特徴さえ把握して自分に合った対策を上手く行うことが出来れば肩こりの重症化を防ぐことが出来ます。 まずは、自分の肩こりの種類を知って、重症化を防ぐ良い対策法を考えましょう。
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