肩こりの原因は日常の活動だけではなく、実は睡眠に潜んでいることもあるのです。 日常の活動は思い当たる原因があれば意識的に改善することが出来ますが、睡眠の場合は意識的に改善するのが難しいので厄介です。 しかも、毎日のことともなると、どんどん肩こりの原因が蓄積しているに違いありません。では、睡眠のどこに肩こりの原因が潜んでいるのか、対策方法は無いか考えてみましょう。 自分の体に合わない枕が肩こりの原因になっている! 肩こりの原因として、まずは枕が自分の体に合っていないことが考えられます。 枕が合わないと、睡眠中に体に余分な力が入ってしまったり、適度な頻度での寝返りが打ちにくく無理な姿勢で寝ることになってしまったりすることがあります。 特に朝起きた時にスッキリしなかったり、体の一部に痛みやコリを感じたりする方は、枕が合っていない可能性があります。 気付いた時に同じ方向を向いて寝ていたり、枕から落ちていたりすることが多い方も、もう一度枕を選び直した方が良いでしょう。 仰向けに寝て首が15度くらいになる高さの枕が良い! 「枕の高さは高ければ高いほど良い。」と思っている方はいませんか? 高すぎる枕は睡眠中に首や肩に負担がかかって、肩こりの原因になってしまうことがよくあります。 仰向けに寝た時に首が15度くらいになれば、脊髄が曲がりにくく寝返りを打った時に頭から腰までの骨のラインが真っすぐになるはずです。 この状態がもっとも心地良く眠ることが出来るといわれています。 枕の硬さは寝返りが打ちやすい適度な硬さのものを選ぶこと 何となく心地良さそうの見えることから、ついつい柔らかい枕を選んでしまいがちです。 ただ、実際に柔らかい枕を使用してみると、寝心地がそれほど良くないことに気付くことはありませんか? あまりに柔らかすぎる枕も頭が沈み込んで体が固定されてしまって、寝返りが打ちにくくなってしまうからなのです。 程良い枕の硬さの目安は寝返りを打ちやすいかどうかなので、実際に枕に頭を置いて寝返りを打ってみると分かりやすいでしょう。 もちろん、枕だけではなく、敷き布団やマットレスの硬さも適度なものを選んでください。 体を冷やさないように寝ることも睡眠中の肩こり対策に繋がる! 温かい時期はあまり気にならないかも知れませんが、寒い時期は睡眠中の冷えが肩こりの原因になることがあります。 体が冷えると血行が悪くなって、肩周辺の血液の流れも滞ります。 布団のみでは肩や首の保温は難しいので、必要に応じて襟巻を使用するのも良いでしょう。 まとめ このように、睡眠中は枕の高さ、寝具の硬さなどで無理な姿勢になってしまったり、体が冷えてしまったりなどが肩こりの原因になっていることがあります。 「睡眠中の姿勢は無意識だから仕方がない。」と思うかも知れませんが、せめて枕や他の寝具の選び方、冷え対策などは意識的に出来るはずです。 睡眠後の朝に肩こりや他の不快感が残ると言う方は、ぜひ先にご紹介したポイントを参考に寝具を選び直したり、首や肩の冷え対策をしてみてください。
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