こんにちは。サロン結香の矢澤です。前回は「食事で育むキレイになる3つの豆知識」をお伝えしました。 今回は、日本の伝統食と呼ばれる発酵食にちなんだ「世界に1つだけのスーパーフード」のお話です。 発酵食のイメージって?? ところで、「発酵食」って、どんなイメージがありますでしょうか? ・茶色いイメージ ・独特な香り ・おばあちゃんが作る食事に、よくでできた ・昔の日本を連想する ・作るのが難しそう これは、実際にお客さまからお聞きしたことなんですよ。 皆さんイメージがとても豊かで、なるほどな~と感じたこともありました。 実は、この発酵食は簡単に作れるのをご存知でしょうか? 今回は、私達の身近にある発酵食「お味噌作り」について触れていきます。 栄養満点!スーパーフードのお味噌はどうやって作られている? まず最初に、発酵食作りには大切な「醸造」のお話です。 醸造とは、麹を使って発酵食をつくることをいいます。 麹とは、蒸したもち米に種菌をつけて(製麹)できたものです。 原料となる、米・大豆・麦に麹を合わせて醸造してできる最初の乳酸発酵は、お味噌やお醤油。 さらに発酵が進すみアルコール発酵では、お酒ができます。その先の酢酸発酵では、お酢。 醸造に関わる発酵の段階で、同じ材料でもできる食品が異なります。 ちなみに、気がついたらワインが発酵して酸っぱく感じた~!って、経験はありませんか? これは、「酢酸発酵まで進んでしまった」ということみたいですね。 ワインは、栓を開けたら新鮮なうちに、頂きたいものです。 さて、お味噌は日本の温暖多湿という気候の中で作られた伝統的な発酵調味料です。 昔は、一家に一つ味噌樽があったといわれ、同じ材料を使っても、その家庭ならではの味に仕上がったそうです。 まさに、栄養満点の手作り味噌は「世界に 1つだけのスーパーフード」とも、いえるのではないでしょうか。 では、さっそく手作り味噌作りへ。 手作りお味噌を作ってみませんか?味噌作りの簡単5ステップをご紹介! 【材料】 大豆 / 塩 / 生米麹 / 大豆の煮汁 ①混ぜる まずは、麹と塩をよく混ぜます。 ②つぶす ②茹でた大豆をつぶしていきます。 ③土手をつくる 大豆がほどよくペースト状になった所で、土手を作ります。 (硬さをみながら、煮汁をたしてのばします) ④混ぜる そこに、先ほど混ぜた①の麹をいれて、ひたすら混ぜ込みます。 ⑤発酵へ。 容器に移し、最後は発酵中にカビが生えないように、周りについた大豆をアルコールで 拭き取りラップで落し蓋をして発酵へ。 ※3~6ヶ月間、熟成させて完成です。 お味噌を作る工程で注意すること お味噌づくりは、お子さんと一緒に作っても、とっても楽しいものですよ。 注意点としては、設置場所の温度や、納豆を食べた時には触れないこと。 そして、時々カビが生えていないか、チェックしてくださいね。 いかがでしょうか? 簡単に作れる手作りのお味噌には、栄養だけでなく生きた菌が豊富に含まれます。 ご自身や、家族や、大切な人の健康のために、世界に1つだけのスーパーフードを作ってみませんか? 梅雨時期におすすめの食の養生は「旬」な野菜をとりましょう 梅雨の時期は、気圧の変化や湿度も高く「むくみ」や「だるさ」がでやすい方もいらっしゃるのではないでしょうか? そして、なんだかカラダに熱がこもった感じがある方も・・・ そんな時こそ、旬な夏の野菜をとりいれてみましょう。夏野菜には、カラダの熱をさましたり巡りをよくしてくれる働きがあると言われます。 今回は、「梅雨時期のだるさ解消」にむけての朝ごはんを作りました。 ・グリルナスの茗荷ポン酢だれ ・人参、赤ピーマンの千切りサラダ ・おかか納豆 ・白米 ・ワカメ、小松菜のお味噌汁 ・キウイ、ブルーベリー ナスは、カラダの熱にこもった熱を冷まし、香味野菜の茗荷は冷えをとり巡りをよくする野菜です。 また、納豆に鰹節をトッピングすることで、カラダのベースとなる栄養のタンパク質の量もUP。 汗をかく時期はミネラル不足になりやすいので、ミネラル豊富なワカメは積極的にとっておきたい食材ですね。 人参や赤ピーマンなどのカラフルな野菜は、抗酸化作用があり女性としては嬉しい野菜です。 最後に いかがでしたでしょうか? 手作りのお味噌には、生きた菌が豊富に含まれます。そして、手作りならではの温かさを感じる食材ともいえるのではないでしょうか。 梅雨時期を快適に過ごす養生の一つとして、ぜひ発酵食や旬な野菜を普段のお食事にとりいれてみませんか? 筆者プロフィール 矢澤ともみ サロン結香~yuika~セラピスト 東京出身。医療の仕事に携さわる中、健康や予防医学に興味をもつ。 自身の体の不調をきっかけにリンパドレナージュに出会いセラピストの道を志す。 その後、神楽坂に女性のためのリンパドレナージュ&腸セラピー サロン結香をオープン。 現在は、「女性のウエル・エイジング」をコンセプトに掲げ、サロンケアの他、食事でキレイになるホームケアを伝えている。
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矢澤ともみ
サロン結香~yuika~セラピスト
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