肩こりと動悸の症状が同時に起こるのは、もしかしたら自律神経失調症のせいなのかも知れません。 自律神経失調症は、精神的な体調不良として軽視されがちです。 しかし、症状が酷くなると、日常生活に支障が出てしまうこともあります。 そうなる前に、自律神経失調症を改善するための対策法について考えてみましょう。 自律神経失調症は全身の色々な所に不調が起こるもの! 自律神経失調症の症状には、次のような体の不調があります。 「肩こり、腰痛、頭痛、目の疲れ、耳鳴り、動悸、のぼせ、手足の痺れなどの症状が起こることが多い。」 「毎日のように倦怠感がある。」 「喉が詰まるような感じがする。」 「便秘や下痢が頻繁に起こったり、尿が近かったりする。」 「イライラしたり、妙に不安になったりして精神的に不安定になりやすい。」 自律神経失調症ではこれら全ての症状が起こる訳ではなく、全身の色々な場所のうちの一部で症状が起こることも多いものです。 自律神経失調症になる原因は体質や性格、生活習慣など! そもそも、私たちの自律神経は「活動中に交感神経が、安静中に副交感神経が優位になる。」といったように、生活リズムに応じて柔軟に切り替わるようになっています。 だからこそ、肩こりや動悸などの自律神経失調症の不快な症状は無く、健康的な体を維持できているのです。 ただ、体質や性格、生活習慣などによっては、心身の調子が崩れて自律神経のバランスにまで支障が出てしまうことがあります。 心身の疲労が溜まりやすい体質の方、神経質でストレスを溜め込みやすい性格の方、十分な休息が取れない生活や偏食で栄養バランスが崩れた食生活を送っている方などは注意が必要です。 十分な休息と栄養バランスの良い食事は自律神経失調症対策の基本! 自律神経失調症には体質や性格だけではなく、生活習慣が大きく関係しています。 ですので、自律神経失調症による肩こりや動悸などを対策するには、まずは十分な休息を心掛けることです。 1日6時間以上の睡眠時間を確保することも大切なのですが、睡眠時間よりも大切なのは質の良い睡眠です。 就寝時間に寝付けるように、寝る直前のパソコンやスマホの使用を控えたり、寝る30分前から暗い部屋でリラックスして過ごすのが良いでしょう。 食事に関しては、極端な食事制限によるダイエットはストレスになりやすく良くありません。 脂肪分、糖分、塩分の多い食品は控えめにして、野菜中心のバランスの良い食事を心掛けましょう。 自律神経失調症は身体的な病気に発展する可能性もある! 自律神経失調症は大変な病気として扱われることはほとんど無いのですが、早めに改善を目指す必要があります。 と言うのは、自律神経失調症による体の不調から、うつ病のような大変な精神疾患や身体的な病気に発展することもあるからです。 心身の疲労を溜めやすい方は、とんでもない病気に発展する前に生活習慣を整えたり、少しでも気楽な考え方に切り替えるのが良いかも知れません。 まとめ 「病気ではないけれど、肩こりや動悸、他の不快な症状がある。」と言う場合には、自律神経失調症の疑いがあります。 自律神経失調症はあまりに長引かせたり、症状を悪化させたりしてしまうと、酷い精神疾患や身体的な疾患に発展することも考えられます。 ちょっとした体調不良のように考えず、将来的な危険性のある病気として今のうちから生活習慣には十分に気を付けましょう。
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