「猫背になってるよ!」と誰もが1回は、言われたことがあるんじゃないでしょうか? それだけ現代は、猫背になっている人が多いです。 また、生活スタイルによって猫背が増加しているのも、事実です。 例えば、スマートフォンの普及やデスクワークの増加により、下を向く姿勢が年々増えています。頭が前に出て、背中が丸くなっているあの格好です。 これは、小学生や中学生など成長過程にある子どもでも、ひどい猫背になっている場合があります。外食に行ったときに、ゲームをしている小学生をよく見ますが、かなり猫背になっていますし、心配になることもありますね^^; 猫背の3つのパターン そして、この猫背は、人によって"違う"ことを知っていますか? 実は、猫背にも大きく分けて、3パターンあるんです。 猫背は、「首の猫背」・「背中の猫背」・「腰の猫背」の3つの種類に分けられます。 これは脊柱の丸まった位置がどこにあるかで分類されます。 自律神経を乱れさせる首の猫背 「首の猫背」は、首のあたりが丸まっている猫背で、デスクワークをする人や、高い枕をしている人になりやすく、「肩ぐち猫背」とも呼ばれています。 首に本来あるアーチがなくなって、ストレートネックのように首がまっすぐになっていたり、顎が前に突き出て、肩より前に頭が出てしまっているような状態です。 「首の猫背」になると、特に第1頚椎に負荷がかかり、自律神経の乱れを引き起こしやすくなります。めまいや頭痛、動悸、喉の違和感異物感、胸の閉塞感、息苦しさ、首肩こりなど、自律神経的な不調を起こす方は、首の猫背になっていることが大きな原因の1つです。 また、首の付け根のリンパや血行がわるくなると、頚椎ヘルニアなど、腕や手首のしびれなど、神経障害を引き起こしやすくなりますので、注意が必要です。 背中の猫背 次に、「背中の猫背」は背中の中心が丸くなる猫背です。これが一般的に言われている猫背ですね。 あぐらを頻繁に掻く人、椅子に長時間座る人が「背中の猫背」になりやすく、背が丸まっていることで肺がうまく呼吸をできず、胃腸も弱くなります。 年配の方で、上向きで寝るのが辛いという方は、「背中の猫背」の可能性が高いです。 これがひどくなると、猫背の状態で、胸椎の動きがわるくなり、固く変形してしまうこともあります。背中を圧迫骨折する方に多いのは、この背中猫背です。 様々な腰の痛みの原因になる腰の猫背 最後に「腰の猫背」ですが、「腰の猫背」は腰のあたりが丸くなっている猫背です。 本当は、腰の骨は、少し前側に湾曲しているのですが、その湾曲が逆になっているイメージです。 こちらも、あぐらをかく人、足を組む習慣のある人に多いようです。 腰痛を起こす人は、「腰猫背」になっている場合が非常に多く、改善しなければ年齢を重ねた時に辛くなります。 腰の猫背は、すべり症の原因になったり、腰の湾曲がなくなってしまったりと、腰に大きな負荷になりますので、注意しましょう。 猫背は、どうやって気をつければいいのか? 姿勢を正すってなかなかできないですよね? 気づいたら、元通りっていうことが多いです。^^; そこで、猫背を少しでも解消する方法をお伝えします。 それは、「鏡で自分の姿勢をチェックすること」です。 街を歩いているときでも、ガラス越しに自分の姿を見てみてください。 トイレで、自分の立ち姿をみてみてください。 猫背になって、元気がなさそうに見えているかもしれません。 やっぱりオトコもオンナも、自分の姿は、美しくカッコよく見られたいですよね。 こうやって姿勢は意識しなくても、自分の姿をチェックする習慣ができると、姿勢も自然によくなってきます。一度、試してみてください。 まとめ 猫背は、大きく分けて「首の猫背」「背中の猫背」「腰の猫背」の3つのパターンがあり、それぞれ痛み不調を起こしやすくしてしまいます。特に、自律神経的な不調でお悩みの方は、猫背を改善するだけでも、体調が回復してきます。 猫背を改善して、より元気に楽しく過ごしましょう!^^ 筆者プロフィール 谷 信弥 奈良県生駒市の近鉄東生駒駅から徒歩5分にある、 「生駒たに整体院」院長 奈良で唯一の「足のバランスを整える」施術で、様々な痛み不調を改善する整体院をしています。 来院される患者さんの7割は、「自律神経による不調」「足の痛み」でお悩みの方で、自律神経と足について、来院された患者さんが「なぜ、良くなったのか?」という現場でしか分からない本当の情報をお伝えできればと思っています。 自分自身が自律神経の不調を克服した経験を活かし、皆さんが好きなことやりたいことを実現するお手伝いができるよう、日々精進します。
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筆者プロフィール
谷 信弥
奈良県生駒市の近鉄東生駒駅から徒歩5分にある、
「生駒たに整体院」院長
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