肩こりや腕がだるいなどの症状が慢性化して悩まされていませんか。 こんな方は、もしかしたら胸郭出口症候群なのかも知れません。 そもそもの症状の原因は骨とか椎間板などの骨格にあるのですが、さらに心身の疲労が積み重なることで起こるものです。 では、胸郭出口症候群の症状や改善法などを見ていきましょう。 胸郭出口症候群の原因は普段の姿勢や疲労、老化、怪我、病気などの色々なところにある! 肩こりや腕がだるいなどの症状が起こる胸郭出口症候群は骨格が原因と言えども、その骨格の原因を作り出しているものには様々なものがあります。 まずは、普段姿勢が悪かったり、一部に負担のかかりやすい同じ姿勢ばかりを継続していたりすると、当然日々骨格に与える影響は大きくなるはずです。 それから、精神的なストレスや寝不足などによる心身疲労も、胸郭出口症候群の原因になります。 ある程度の年齢に達した方だと、骨格が老化していたり、更年期障害でバランスを崩していることも考えられます。 この他には、心臓病や高血圧などの生活習慣病、胃腸の病気、目の病気、怪我なども胸郭出口症候群の原因として考えられます。 胸郭出口症候群かどうかは、長時間腕を上げていると分かりやすい! 胸郭出口症候群は、首から肩にかけて存在する「胸郭出口」と言う神経や血管の通路が圧迫されることで起こる症状です。 特に強い圧迫が起こりやすい場所には首の付け根辺りと鎖骨辺りにあり、肩こりや腕がだるいなどの症状を引き起こすことがあります。 外からは胸郭出口症候群なのかどうかは分かりにくいですが、腕を長時間上げてみると判断しやすいのが特徴です。 胸郭出口症候群の場合は、初めに肘のみを上げて腕を上げてみると、血行障害が起こりやすいことから手の平が白くなることが多いです。 日常生活では長時間同じ姿勢を継続しないこと、正しい姿勢を心掛けることが大切! 仕事上、どうしても長時間に渡って同じ姿勢を取らざるを得ない方は多いでしょうが、長時間の座り姿勢は胸郭出口にかかる負担が大きいものです。 なので、「1時間経過したら5分休憩。」などと言うように時間を決めて、休憩時間に姿勢を変えて肩や腕を動かして適度にリラックスすることが大切です。 それから、悪い姿勢も胸郭出口に負担がかかりやすく、その負担を軽減するためには正しい姿勢を心掛けることです。 正しい姿勢は、立っている時も座っている時も、頭から足まで天井で吊り下げられているようなイメージで背筋をまっすぐ伸ばした姿勢です。 壁に頭から踵まで背面をくっつけてみると、正しい姿勢が分かりやすいです。 温熱療法で胸郭出口をリラックスさせること 胸郭出口症候群による肩こりや腕がだるいなどの症状には、血行不良が関係しています。 ですので、血行を良くするケアを行えば、症状が改善することがあります。 効果的なのは温熱療法で、しっかりと湯船に浸かって体の温まる入浴を心掛ける他、温湿布を活用するのも良いでしょう。 ただ、温湿布に含まれている辛子成分が肌への刺激になってしまうこともあるので、敏感肌の方は注意が必要です。 また、十分な睡眠を心掛けることも、疲れによる血行不良を予防する対策になります。 まとめ 肩こりや腕がだるいなどの症状が起こる胸郭出口症候群は、健康な方でもなる可能性のあるものです。 老化や怪我、病気の他には、普段の姿勢や疲労が症状の原因となっていることもあります。 普段の姿勢には十分に気を付けて、それでも胸郭出口症候群を発症した時には患部を温めてケアしましょう。
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