頭痛薬には色々な種類があって、種類によって使われている有効成分も異なることを知っていましたか。 「良さそうな頭痛薬を使ってみたけど、ほとんど効果が無かった。」なんて言う経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。 頭痛には色々なタイプのものがあるので、1つの頭痛薬が全ての頭痛に対応しているとは限らないのです。 では、頭痛薬は一体どのように選んだら良いのでしょうか。 シンプルに頭痛のみを何とかしたい場合には解熱鎮痛剤のみの頭痛薬 頭痛薬の中でも、痛みのみを何とかしたいのであれば解熱鎮痛剤のみの頭痛薬で緩和されるケースが高いです。 解熱鎮痛剤は痛みだけを抑制するもので、まずは炎症による痛みを抑えるロキソプロフェンやイブプロフェンなどがあります。 それから、幅広く使われている解熱鎮痛剤にはアスピリンがあるのですが、副作用として胃腸障害を起こしやすいと言うデメリットがあります。 胃腸のデリケートな方は、アセトアミノフェンやエテンザミドなどの含まれている種類の頭痛薬を選ぶといいとされています。 この他に、イソプロピルアンチピリンのような脳での痛みをブロックしてくれる成分の含まれているものもあります。 活動中に眠気があると困る方は、催眠鎮静剤が含まれていないものがお勧め! 頭痛薬には痛みに対する反応を鈍感にするために、解熱鎮痛剤と一緒に催眠鎮静剤が含まれているものが多くあります。 頭痛薬を使用する時に多くの方が心配することと言えば、副作用の眠気です。 特に日中の活動中は、「仕事中や運転中などに眠気が起こると困る。」と言う方が多いでしょう。 こんな時には、ブロムワレリル尿素やアリルイソプロピルアセチル尿素などの催眠鎮静剤が含まれていない種類のものを選ぶのが良いでしょう。 胃がデリケートな方は、制酸剤の含まれている頭痛薬が最適! 頭痛薬を服用すると胃が荒れたり痛みやすいと言う方は、まずは副作用として胃腸障害を起こしやすいアスピリンを避けるのも良い薬の選び方です。 ただ、胃の不調を抑制してくれる効果の期待できる制酸剤が含まれている種類の頭痛薬を選ぶと、より安心です。 制酸剤としては、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムや合成ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロサルタイトなどの成分があります。 漢方薬は血行を良くしたり体質を改善するのに効果的! 頭痛の中でも血行不良が原因の緊張性頭痛は、体質的なもので一旦治っても再発を繰り返すことが多いものです。 ですので、体質を改善するために、血行を良くしてくれる効果の期待できる漢方薬の成分が含まれている種類の頭痛薬を選んでみるという選択肢もあります。 ちなみに、漢方薬の成分の含まれている頭痛薬には、頭痛を改善するだけではなく、胃の調子を整えてくれるものもあります。 まとめ このように、頭痛薬は種類によって相性があります。 頭痛薬を飲んでも、「ただ飲んでいるだけ。」「副作用の不快感ですぐに使用を止めてしまう。」という人もいるでしょう。 こんなふうにならないためにも、頭痛薬に含まれている成分の効果や副作用をよく調べて安心して使える薬を選択していきましょう。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします