ヘルニアは「とにかくすぐにでも痛みを和らげる方法を知りたい。」と思うくらいに、激痛が起こるものとして知られています。 痛みが起こって1週間くらいまでは急性期と言われており、立ってもいられないほどの酷い痛みを感じる方が多いようです。 こんな辛い痛みでも、簡単な方法で和らげることは可能なのでしょうか。 安静にして痛みを落ち着かせることが大事 ヘルニアの急性期の強い痛みを和らげる基本的な対処法は、冷やして患部を落ち着かせることです。 患部の血行を良くしないように、安静にしていることも大切です。 「寝ている時にどうしても患部を動かしてしまう。」と言う方は、コルセットで患部を固定しておくと良いでしょう。 痛みが引いてきたら、必要な筋肉を維持するためのストレッチを! 一度ヘルニアの激しい痛みを経験すると、体を動かすのが怖くなってしまうかも知れません。 しかし、急性期の痛みが落ち着いてからも安静にしていると、必要な筋肉を衰えさせてしまいます。 痛みが引いてきたらで良いので、出来る範囲でストレッチを行うのは良いでしょう。 あぐら座りをして両足の裏同士をくっつけたままで上体を前に倒すストレッチは、腰周辺の筋肉を維持するのに効果的です。 タオルを使ったヘルニア対策動画 このような動画を見て、ストレッチを行ってみてください。 激しい痛みを感じた時は、仰向けか横向きで睡眠を取るのが良い! ヘルニアの痛みは、睡眠中の姿勢によっても和らげることが可能ですし、逆に悪化させてしまうこともあります。 まず、うつ伏せ姿勢は腰椎や脊椎だけではなく、胸椎にも負担をかけてしまいます。 うつ伏せ姿勢では必ず首はどちらかに傾くので、首を動かすことが多くそれだけ背骨に負担をかけてしまいます。 仰向けか横向きに睡眠を取るようにすると、一部に負担が偏ることなく上手く負担を分散することが出来ます。 椎間板ヘルニア、寝るときの姿勢についての動画 ヘルニアの人におすすめの寝方を紹介している動画がありますので、参考にしてみるといいでしょう。 横向きに寝る時は膝の間にクッションを挟むと楽! 横向きで寝ても、ヘルニアの痛みを激しく感じることもあるでしょう。 こんな時には、股関節、膝を曲げて膝の間にクッションを挟むと痛みを和らげることが出来るかも知れません。 ただ、腰部分が沈んでいると痛みを大きく感じることがあるので、腰周りにバスタオルを巻いておくのも良いでしょう。 仰向けで寝る時も、腰が沈まないように腰の下にバスタオルを挟んだり、若干膝を立てたりして楽な姿勢を見付けてみましょう。 まとめ ヘルニアの痛みは、急性期のうちは患部を冷やしながら安静にしているのが基本的な対処法です。 痛みを和らげることが出来たら、ストレッチで必要な筋肉を鍛えたり、少しでも楽な姿勢で体への負担を分散させるよう心掛けましょう。 クッションやバスタオルを上手く利用したり、楽に眠れそうな寝具を選ぶことも、ヘルニアの痛みを和らげるのに大切なことです。
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