「めまいが起こっているのに、耳鼻科で異常が見つからない。」と言う場合には、うつ病の可能性があります。 うつ病は精神的な病で気持ちだけの問題だと思われがちなのですが、実はめまいや耳鳴りなど身体的な不調を伴うことも多いのです。 では、うつ病によるめまいの症状について詳しく見ていきましょう。 うつ病の時にはフワフワするめまいが起こることがある! うつ病の時に起こりやすいめまいの1つに、フワフワするめまいがあります。 精神的なストレスが極度に溜まっていると、自律神経のバランスが乱れて、フワフワと雲の上を歩いているかのようなめまいを感じることがあります。 フワフワするめまいに加えて、耳鳴りや頭痛、頭が重い感じ、不眠症などの様々な症状を伴うこともあります。 ただ、うつ病に限らず肩こりなどの筋肉の緊張や別の病気、もしくは病気の治療薬でこのような症状が起こることもあります。 うつ病の時にはグルグルするめまいが起こることがある! 耳の奥の方には「三半規管」と言う平衡感覚を感じる部位があり、三半規管自体に異常があれば耳鼻科でめまいの原因を特定することが出来ます。 ところが、三半規管で血行不良が起こっている場合には、耳鼻科では原因が特定できず、うつ病による症状である可能性があります。 いずれにしても三半規管で何らかの異常があると、グルグルするめまいが起こることが多くなります。 三半規管に水が溜まるメニエール病は、うつ病と同じように自律神経のバランスが関係しています。 脳の血液量が減少することで起こるめまいもうつ病の症状! めまいは、脳に送り込まれる血液の量が減少することでも起こることがあります。 具体的にはめまいではなく、立ちくらみと言った方が正しいでしょう。 私たちの脳を正常に機能するために、血液によって糖分や酸素などを供給する必要があります。 もし脳の血液量が減って糖分や酸素が十分に供給されなければ、立ちくらみや貧血などの症状が起こりやすくなります。 うつ病などで自律神経のバランスが乱れていると、交感神経が過度に機能して血管が収縮する分、血行が悪くなってしまいます。 うつ病によるめまいが起こった時の対策は、十分な休息やストレッチを心掛けてリラックスすること うつ病によるめまいには、ストレスや疲労による自律神経のバランスの乱れが関係しています。 ですので、めまいが起こった時の対策として、まずは十分に睡眠を取るなど、しっかりと休息を取ることを心掛けましょう。 それから、首回しや肩回しなど適度なストレッチを行って、首や肩の緊張を解して脳への血行を良くするのも効果的です。 まとめ うつ病によるめまいには、フワフワするめまい、グルグルするめまい、脳の血液量の減少による立ちくらみなどがあります。 耳鼻科で原因が特定できなかっためまいに関しては、うつ病とか自律神経のバランスの乱れが関係していることが多いものです。 精神的な不調が関係しているめまいでは、十分な休息やストレッチで心身の体調を整えることが大切です。 また、整体や鍼灸院などでうつ病や自律神経失調症による不快症状の緩和を得意とする治療院もありますので、一度相談してみるといいかもしれません。
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