初めのうちは肩こりだけだったのに、肩こりが悪化するにつれてリンパの腫れまで起こるようになったと言う方はいませんか。 肩こりとリンパの腫れが同時に起こると、この2つの症状は関係している可能性が高いケースがあります。 では、肩こりとリンパの腫れは、一体どういうふうに改善したら良いのでしょうか。 肩こりの痛みは、老廃物が筋肉や神経を刺激して起こるもの 私たちの体の色々な部分には筋肉があって、何らかの動作のたびに弛緩したり収縮したりを繰り返しています。 しかし、全く動きが無く筋肉が同じ状態のままだと、筋肉は緊張している時間が長く疲労して組織が部分的に膨らんでしまいます。 そして、血管を圧迫して血液の流れを滞らせて、筋肉に酸素や栄養を上手く供給できなくなってしまいます。 通常であればブドウ糖を燃焼してエネルギーに変えるのですが、酸素や栄養が不足しているためエネルギーの代わりに乳酸などの老廃物が生産されます。 肩こりの痛みは、この老廃物が筋肉や神経を刺激することで起こるものだと言われています。 リンパ液に老廃物や余分な水分が蓄積しないためには筋肉が必要! 私たちの体液には、血液の他にリンパ液があります。 血液は心臓のポンプ力で全身を上手く循環してくれるのですが、リンパ液には心臓のような強力なポンプになるものがなく筋肉の働きだけが頼りです。 リンパ節がリンパ液の老廃物や余分な水分を除去して、綺麗な状態のリンパ液のみを血液に流してくれます。 もし筋力が衰えればリンパ液の流れは停滞して、体内に老廃物や余分な水分が溜まりやすくなります。 リンパの腫れは体内に侵入した細菌と闘っている証拠! 私たちの体は何らかの不調があると、症状が起こって危険信号を発するように出来ています。 リンパの腫れもそのうちの1つで、細菌などの体にダメージを与える恐れのある物質が体内に侵入すると、白血球の一種「リンパ球」がたくさん生成されます。 それで、リンパ球が細菌を撃退するために一生懸命に闘おうとして、リンパの腫れが起こるのです。 肩こりもリンパの腫れも、適度な筋力を付けて全身の血行を良くすることで対策! 肩こりで起こっている血行不良を改善することでリンパの流れを良くし、腫れを緩和することができます。 ただ、肩こりが気になっていると、肩ばかりを集中的に動かして血行を良くしようと考えるかも知れません。 しかし、血液もリンパも全身に流れているものなので、全身の筋肉を動かして筋力を付けることが全身の血行改善に繋がります。 足だけではなく腕まで動かすことの出来るウォーキングやジョギングは、肩こり、リンパの流れ、どちらの対策にもなる良い運動です。 まとめ 肩こりとリンパの腫れは別物として考えてしまう方もいるでしょうが、同時に起こっているのであれば関連性のある症状と考えて良いでしょう。 肩こり、リンパの腫れは、全身を循環する血液、リンパの停滞が関係しています。 ですので、全身に適度な筋力を付けて血行を促す、ウォーキングやジョギングなどの全身運動が良い対策法になります。
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