一言に「頭痛」と言っても、慢性的なものから命に関わる危険なものまで幅が広く、さらに痛む場所も原因も様々です。 頭痛は痛む場所から原因が分かる場合もあるようです。 もしかしたらあなたが今まで悩まされてきた頭痛の原因も、痛む場所から特定できるかも知れません。 どこで痛みを感じたら、何が原因のどういう種類の頭痛なのかを見てみましょう。 ただしここで挙げる原因はごく一部。 中には命に関わる頭痛もありますので、気になる方は必ず病院の診察を受けるようにしてくださいね。 現代人に多い後頭部の頭痛は緊張型頭痛の可能性が高い! 後頭部の頭痛は、現代人であれば多くの方が経験したことのあるのではないでしょうか。 肩の筋肉緊張から血液の流れが滞ることが原因で起こる頭痛で、緊張型頭痛である可能性が高いです。 事務仕事で座り姿勢が多かったり、スマホや携帯画面を見ている時間が多い方に多い頭痛です。 ずっと同じ姿勢では首から肩にかけての筋肉が緊張しやすくなるので、軽くストレッチしたり、体勢を変えたり、目を休めたりすると良いでしょう。 側頭部の頭痛は偏頭痛で、酷い人だと吐き気の症状も! 左右どちらか、あるいは両方の側頭部の頭痛に悩まされている方はいませんか。 それもドクンドクンと脈打つかのような痛みを感じるのであれば、偏頭痛の可能性が高いです。 症状の酷い方だと、吐き気が起こる方もいるようです。 原因は脳の血管が急に拡張することで、ストレスや緊張から一気に解放された時に起こりやすいです。 例えば、「仕事が終わって明日からは連休だ。」なんて言う時に、急に偏頭痛が起こる方は多いです。 側頭部から目までの場所での頭痛は、群発頭痛の可能性がある! 側頭部から目の奥近くまでの場所で、痛みを感じる方はいませんか。 このような方は、群発頭痛である可能性が高いです。 群発頭痛は、「内頸動脈」と言う脳に栄養を供給するための血管が拡張して起こるものだと言われています。 自律神経も刺激されて、目の充血や涙、瞼の腫れ、鼻水、鼻づまり、発汗などの症状が起こり、生活に支障が出ることもあります。 殴られたかのような激痛で頭全体が痛い場合は、くも膜下出血の危険性がある! 特にこれと言った場所は無く頭全体が痛い場合には、原因が特定しにくい場合があります。 ただ、激痛でなければ、緊張型頭痛や偏頭痛、群発頭痛のどの頭痛も考えられます。 重い荷物を持った時であれば、一時的に起こる労作性頭痛の可能性もあります。 もし殴られたかのような激痛を頭全体に感じるのであれば、原因はくも膜下出血なのかも知れないので注意が必要です。 まとめ このように頭痛の起こる場所も原因も色々なのですが、場所から原因を特定することが分かれば対策に役立ちます。 後頭部なのか側頭部なのか、目の奥近くでも頭痛を感じているのかだけでも、頭痛の種類をおおよそ特定することが出来ます。 今まで何らかの対策をしても改善が見られなかった場合には、頭痛の原因がきちんと分かっていない可能性があります。 そんな方はここでご紹介した情報を参考にしつつ、適切な対策を今一度考え直してみましょう。
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