長時間めまいが続くと、「何かの病気では?」と思う方もいるでしょう。 確かに、長時間のめまいには、耳や脳の病気の可能性が疑われます。 では、長時間のめまいが起こった時に考えられる原因について見ていきましょう。 回転性のめまいなら耳の異常が考えられる! あなたが感じている長時間のめまいは、自分や周りが回転しているかのような回転性のめまいですか。 もしそうだとすれば、耳、中でも内耳に異常がある可能性が考えられます。 具体的には、片耳の難聴や耳鳴りの起こるメニエール病、風邪のような症状や耳だれの起こる中耳炎、片耳が急に聞こえなくなる突発性難聴などの病気が挙げられます。 特に激しいめまい、吐き気などの症状に悩まされるのであれば、前庭神経炎も考えられます。 動揺性めまいや浮動性めまいなら脳の病気が考えられる! 足元がふらふらする動揺性めまい、雲に乗っているかのようなフワフワした浮動性めまいを感じることはありませんか。 このようなめまいが長時間続く場合には、脳や脳神経の病気が考えられます。 まずは、難聴や顔面神経麻痺の起こる聴神経腫瘍、脳幹や小脳に腫瘍の出来る脳腫瘍などが挙げられます。 それから、パーキンソン病などの神経内科疾患、うつ病やてんかんなどの神経科疾患の可能性も考えられます。 高齢者であれば、脳血流障害や脳血管障害などの病気の可能性も疑われます。 心電図や血液検査で異常が確認できなくても、何らかの病気に該当することがある! 長時間のめまいが気になって、取り敢えず病院で診察を受けてみる方もいるかも知れません。 そこで、耳の検査だけではなく、心電図や血液検査などを行っても何の異常も見られないことがあります。 このような方は、仮面うつ病や不安神経症、心因性めまい、自律神経失調症などの精神的な病気の可能性があります。 あるいは、40代後半以降の方であれば、更年期障害や加齢による椎骨動脈循環不全や平衡機能低下も考えられます。 めまいは長いと3週間、ふらつきは半年以上も続くことが! 長時間のめまいは数日とか1週間もすれば落ち着くことがあるのですが、中には3週間も症状が続くこともあるようです。 さらに、めまいが治まっても、体のふらつきだけは暫く残っていることもあります。 長い方だと半年以上も体のふらつきが継続することがあり、薬の服用が必要になる方もいます。 めまいは急に起こると転倒や転落などの事故に繋がることもあるので、体調の悪い時には十分注意が必要です。 まとめ 長時間めまいが続くのは、少なからず耳や脳の病気の疑いがあります。 今まで何事もなかったのにある時急にめまいの症状を感じ始めたと言う時には、早めに原因を特定した方が良いでしょう。 また、長時間のめまいの原因は、病院の検査でも原因が特定できないこともあります。 このような場合も精神疾患や加齢による体の機能低下が考えられることがあるので、油断は禁物です。 病院で検査をしても異常がない、それでもめまいが続いて辛い・・・そんな方は整体やカイロプラクティック、鍼灸院などの治療で改善するケースもあります。選択肢の1つとして頭に入れておくといいでしょう。
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