肩こりや首の痛みは、ちょっとした痛みである程そのまま放置してしまいがちです。 病院にかかることは愚か、セルフケアさえも全くしないという方もきっと多いのではないでしょうか。 確かに、間違ったセルフケをしていても、症状は一向に良くなりません。 ただ、早めに正しいセルフケアが出来れば、肩こりや首の痛みを悪化させずに済むこともあります。 痛みを感じた時に冷やしたり温めたりするのが、基本的なセルフケア! 「肩こりや首の痛みを感じた時に、ストレッチやマッサージで治るのなら。」と、取り敢えずストレッチやマッサージを試したくなる方もいるでしょう。 しかし、その前にやっておかなければならない基本的なセルフケアがあります。 それは、患部を冷やしたり温めたりのケアです。 冷やすことと温めることは相反するケアですので、どちらを実践するかで迷ってしまうかも知れません。 こんな時には、急性の痛みは痛みが落ち着くまで冷やして、慢性の痛みは温めて血行を良くするものだと考えておきましょう。 急性の痛みは絶対安静でストレッチやマッサージはしないこと! 「ストレッチやマッサージは、急性の肩こりや首の痛みにも効く。」と思っている方は多いようです。 しかし、急性の痛みがある時のストレッチやマッサージは、かえって症状を悪化させてしまう場合もあります。 急な痛みには、患部を冷やしながら、肩や首に負担のかからない姿勢を心掛けて安静に過ごしてください。 仕事や家事の関係でやむを得ず動く必要がある場合には、コルセットを活用したり、マフラーのように首にバスタオルを巻いたりすると良いでしょう。 慢性的な痛みの場合には温めるのが基本で、場合によっては冷やすケアも効果的! 慢性的な肩こりや首の痛みは患部を温めるケアが基本的なケアとして言われていますが、中には暫く温めるケアを続けていても一向に効果が表れないこともあるかも知れません。 こんな時には、温めるケアが症状と合っていない可能性があります。 ですので、「慢性的な痛み=温める」と言う考え方は一旦リセットして、患部を冷やすケアを実践してみてください。 特に痛みの辛い部分がある方、強い力で押したい部分がある方などは、患部を冷やすことで症状が改善することがあります。 肩甲骨を色々な角度から動かすストレッチを行うのが効果的! 肩こりや首の痛みを感じた時に、むやみやたらにネットや雑誌で紹介されているストレッチを実践しても効果を実感しにくい・・・そんな方も多いのではないでしょうか。 ストレッチなどのセルフケアは、重要なポイントを抑えて行うことこそ大切になってきます。 ただ首や肩の硬い筋肉をストレッチするだけでは、筋肉を伸ばしたり柔らかくしたりすることができたとしても、症状を改善することが難しいケースもあるのです。 そこでひとつ試していただきたいのが、肩甲骨と頚椎を繋ぐ筋肉を刺激するストレッチ。 肩甲骨を色々な角度から動かしてみることで症状が和らぐケースもあります。 まとめ 肩こりや首の痛みを感じた時に、多くの方が考えるのが首や肩の筋肉をピンポイントで刺激することです。 しかし、症状を改善するためには、患部に刺激を与えるのではなく、少し離れた場所をストレッチしたり動かしてあげることが必要なケースもあります。 なかなかどこをセルフケアしてあげればいいか難しいですので、迷った時には治療院に相談してみるのもいいでしょう。
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