こめかみや目の奥などの意外な場所で頭痛を感じることはありませんか。 このような頭痛は、よく知られている緊張型の頭痛ではなく群発頭痛である可能性が高いです。 群発頭痛は、20~30代の若い男性に多く見られる頭痛のようです。 では、群発頭痛が一体どういう頭痛なのか、症状について見ていきましょう。 群発頭痛はこめかみや目の奥で激痛が起こり、日常生活にも支障が出やすい! 頭痛と言うと、ストレスの多い現代人にとっては、もはや当たり前の症状に思うかも知れません。 しかし、それは緊張型頭痛のことであって、こめかみや目の奥で激しい痛みを感じる群発頭痛はまた別のものです。 一旦痛みを感じるとえぐられるような強い痛みで、緊張型頭痛では起こりにくいくらいの激しい痛みに発展します。 痛みが継続する時間も15分程度と言う短時間の方もいれば、3時間以上も続く方もいます。 痛みが起こるのは夜中から早朝にかけての時間帯が多く、睡眠どころか日常生活にも支障が出やすい厄介なものです。 群発頭痛の症状は頭痛以外の様々な症状を伴うことがある! 群発頭痛と言うと、こめかみや目の奥の頭痛だけが主な症状だと思っている方が多いでしょう。 しかし、頭痛以外にも、様々な目や鼻の症状を伴うことがあります。 痛みを感じる方の目が充血したり、瞼の下がりや腫れ、鼻水、鼻づまりなどの症状が起こることもあります。 群発頭痛は目の奥にある動脈が拡張して起こるもので、何らかの形で自律神経にも影響を与えてこれらの症状を引き起こしているものと考えられます。 群発頭痛の痛みを改善する治療法は、酸素吸入やスマトリプタン! 群発頭痛は数年周期で発作が起こったり落ち付いたりを繰り返すものですが、辛い症状であることには違いありません。 そこで、群発頭痛の辛い症状を改善する治療法として、酸素吸入やスマトリプタンがあります。 酸素吸入は保険適用外の治療法となりますので、よく検討してから決めましょう。 スマトリプタンは発作時に拡張した血管を収縮することで痛みを抑える薬で、皮下注射薬や点鼻薬などがあります。 群発頭痛が起こる前に予防する薬もある! 群発頭痛のこめかみや目の奥の激痛を経験したことのある方は、出来ることなら痛みを経験する前に予防したいと考えるでしょう。 実は、群発頭痛が起こる前に予防できる薬もあって、代表的な薬にエルゴタミン製剤やカルシウム拮抗薬などがあります。 ただ、発作が起こって本格的な症状に発展すると、服用しても効果が見られないこともあります。 本格的な症状に発展してしまう前に、痛みを予防する薬を上手に利用するのが場合によっては良いかも知れません。 まとめ こめかみや目の奥で激痛を感じる群発頭痛は、睡眠にも日常生活にも支障が出やすいものです。 発作の恐怖を少しでも減らして快適に過ごすためには、薬を賢く使用する手もあります。 ただ、薬は根本治療にはなりません。 頭痛専門外来や頭痛専門の治療院などに足を運び、自分に合った治療法を見つけてみることをおすすめします。
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