腰は私たちの体の中でも負担のかかりやすい場所の1つですが、マッサージによって不快な症状を改善できることがあります。 ただ、マッサージは、ネットや情報誌などで見つけたものをやみくもに実践すれば良い訳ではありません。 どういう仕組みでどういうふうに腰に良い作用を及ぼしてくれるのか、きちんと理解しつつ行うのが効果的です。 では、腰痛に効果的なマッサージの方法について見ていきましょう。 腰痛の原因となっている筋肉は4つあり、もっとも腰痛を引き起こしやすいのが大腰筋! 腰痛の原因となっている筋肉は、大腰筋や大腿直筋、大腿筋膜張筋、そして縫工筋の4つあると言われています。 その中でももっとも腰痛を引き起こしやすいのが大腰筋と言われており、腰痛の原因の半分近くを占めているようです。 大腰筋は上半身と下半身とを繋ぐインナーマッスルで、私たちの日常的な動きにおいて重要な役割を果たしている筋肉です。 だからこそ、負担のかかりやすい筋肉で、腰痛を予防対策するためにはこの筋肉を緩ませるマッサージが効果的です。 大腰筋のマッサージは週に2~3回、就寝前に行うのが良い! 大腰筋のマッサージは、やればやっただけ高い効果が得られると言う訳ではありません。 頻繁に行うことよりも適切に行うことの方が大切で、毎日行わなくても週に2~3回(3日に1度くらい)の頻度で十分です。 そして、マッサージを行うタイミングは、副交感神経が優位になっていてもっとも筋肉が緩んでリラックスしやすい就寝前がベストです。 就寝前の大腰筋のマッサージは腰痛に大きな効果が期待しやすいだけではなく、質の良い睡眠を取りやすくなって一石二鳥です。 大腰筋の真ん中の位置は、骨盤の出っ張りとおへそを結ぶラインの真ん中! 大腰筋を緩ませるマッサージと言うと難しそうな感じがするかも知れませんが、実は足を上半身に近づけるだけでも大腰筋を緩ませることが可能なのです。 ちなみに、大腰筋の真ん中の位置は、骨盤の出っ張りとおへそを結ぶラインの真ん中です。 まずは、膝を若干開き気味で、あぐらか正座で座ってください。 そして、親指以外の4本の指を大腰筋の真ん中に置いて、背中に向かって入れ込みながら刺激すると、硬くなった筋肉が分かります。 動画で大腰筋の位置を確認してみよう 大腰筋の位置をわかりやすく動画で解説してくれていますので、 ぜひ参考にしてみてくださいね。 90秒かけて大腰筋を緩ませるマッサージ! 大腰筋を押さえる時は、右手で右の大腰筋を左手で左の大腰筋を押さえれば良いのですが、難しい場合には両手で片方の大腰筋を押さえても大丈夫です。 鈍い感じがしたり痛みを感じるのであれば、その部分は筋肉が収縮して硬くなっている証拠です。 指を入れ込みにくい場合には、上体を前に倒しながら指を入れ込むと刺激しやすくなります。 右手で右の大腰筋を押さえる時は、左手を前に付きながら体を前に倒して不快感の消える姿勢を探します。 左手で左の大腰筋を押さえる時も、同じように不快感の消える姿勢を探して大腰筋を緩ませましょう。 楽な姿勢があればその姿勢のまま90秒間キープして、最後は腹筋を使わないようにして背中と手の筋肉のみで姿勢をゆっくり戻します。 まとめ 腰の不快感を軽減するには、腰痛の原因となりやすい大腰筋を上手に緩ませるのがポイントです。 マッサージは毎日行う必要は無く、週に数回程度で就寝前に行うと質の良い睡眠を取りやすくする効果も期待できます。 たった90秒のマッサージですので、しばらく定期的に実践してみて、ご自身の体に合うようでしたら継続していくといいでしょう。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします