「椎間板ヘルニアになった時に、体操をしても大丈夫なの?」と思う方は多いでしょう。 確かに、患部に負担をかけてしまう体操であれば、避けた方が良いです。 しかし、ヘルニアの痛みや痺れなどの症状を引き起こしている椎間板の圧迫を軽減する体操であれば、症状の緩和を期待することができます。 では、椎間板ヘルニアの症状を改善するためには、一体どのような体操を実践したら良いのでしょうか。 腰を反らす体操で椎間板の圧迫を軽減! 椎間板ヘルニアになった時に、前かがみの姿勢はかえって患部に負担をかけて症状を悪化させやすくなります。 逆に、腰を反らす体操を心掛ければ、椎間板の圧迫を軽減する効果が期待できます。 自宅など寝るスペースがある場合には、うつ伏せの状態で腰を反らせます。 職場などで寝るスペースが無い場合には、足を肩幅に開いて立った状態で腰を後ろに反らせましょう。 腰を反らす体操は1日6回行うのが良い! 腰を反らす体操は、腰を反らせる範囲が小さい場合には反った状態で10秒間キープ、腰を反らせる範囲が大きい場合には反った状態で3秒キープします。 立った状態で行う場合には、反った状態で3秒キープします。 これを10回繰り返して1セットとし、起床時、午前10時頃、昼、午後3時頃、夕食前後、就寝前の1日6回実践してみましょう。 痛みの改善し、腰を反らせる範囲が大きくなれば、この体操が皆さんに合っていることになります。 さらに、腰からお尻の下にかけて症状がある場合には、体操によって脚側から腰に向かって症状が移動するのも良い効果が得られていることになります。 より椎間板の圧迫を軽減するには、体幹インナーマッスルトレーニングも必要! 腰を反らせる体操だけでは、椎間板の圧迫を軽減するのに不十分な場合があります。 こんな時には、体幹インナーマッスルトレーニングも一緒に組み合わせるのが効果的です。 そこで、症状を感じている腰だけを重点的に体操するのではなく、下肢の体操も一緒に行うのが良いでしょう。 すると、患部周辺の筋力や柔軟性を衰えさせてしまうことは少なくなり、患部の動きをスムーズにするのにも役立ちます。 足を動かす体操で患部周辺の筋力や柔軟性を向上する! 患部周辺の筋力や柔軟性を向上する体操として、足を動かす体操があります。 まずは、くるぶしを揃えて椅子に浅く腰掛け、真上から短い方の膝がどちらかをチェックしましょう。 そして、短い方の足を上に組んで、その上に両手を軽く添えてください。 あとは、このまま15回左右にゆっくりと足を揺らすだけです。 まとめ 椎間板ヘルニアを体操で改善する時のポイントは、椎間板の圧迫を軽減すること、患部周辺の筋力や柔軟性を向上させることです。 そのためには、腰を反らす体操、足を動かす体操を組み合わせるのが効果的です。 ただ、体操が合っていない方もいますので、常に効果を気にしながら体操を実践する、もしくはもっと安心なのは整体や接骨院などの中でもヘルニアを専門にしている治療院で自分に合ったやり方を教えてもらうのがベストでしょう。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします