むちうちは交通事故などで首周辺にダメージが及ぶことだと言うことは知っていても、それほど治療期間がかかるものだとは思ってもいない方は多いのではないでしょうか。 もちろん、治療期間が短いものもあれば、治療に長い期間を要するものもあります。 どれだけ酷いダメージを負ったかによっても、その後のケアの仕方によっても、治療期間は変わってきます。 では、そもそもむちうちがどういうものであるのか、治療期間は一般的にどのくらいかかるのかを見てみましょう。 むちうちは首の捻挫のようなもの! むちうちとよく言われる症状には、実は「外傷性頸部症候群」とか「頸椎捻挫」などと言う正式名称があるのです。 実際の診断書では、「むちうち」ではなくこれらの正式名称で書かれることがほとんどです。 中でも頸椎捻挫がもっとも分かりやすいでしょうが、むちうちは何らかの強い衝撃が加わることで頭と体が逆方向に動くことで起こる症状です。 例えば、車を運転している時に後ろから追突されると、その衝撃で軽い体の方が前に、重い頭は後から体に引っ張られることになります。 頭と体に逆方向の力がかかることで頭と体を接続している首に負担がかかって、首で捻挫のような症状が起こってしまうのです。 むちうちの症状は事故の翌日から現れることが多い! むちうちの症状は事故の当日にすぐに現れることは少なく、翌日から症状が現れて治療期間がかかることが多いようです。 ちなみに、むちうちの症状には、次のようなものがあります。 頭痛やめまい、吐き気、めまい、首から背中や肩にかけてのコリ、手足の痺れや痙攣などです。 X線では異常が見られないことが多いのですが、他にも重大な症状を引き起こしていることもありますので念のため診察の必要があります。 むちうちの治療期間には生活習慣が関係している! むちうちの治療期間はどれだけのダメージを受けたかにもよるのですが、実は生活習慣も大いに関係しています。 むちうちの症状には首から背中や肩にかけてのコリがあり、これらの部分に負担のかかるような生活を継続していては当然治療期間は長引きます。 例えば、首や背中、肩のコリの原因となる生活習慣には、長時間の座り仕事、パソコンやスマホを見る動作、悪い姿勢などがあります。 ただリハビリを受けるだけではなく、このような生活習慣の改善にも目を向けてみることも大切です。 出来る範囲で患部の筋力を強化するのも、むちうちの治療期間を短縮するのに効果的! むちうちの治療期間は数ヶ月と言う方もいれば、1年以上の期間を要する方もいます。 「痛い部分は出来るだけ使わないように!」と無理しない生活も大切なのですが、あまりにも患部の筋肉を使わなさすぎるのも良くありません。 今度は筋肉を低下させてしまうことで、むちうちによる痛みを悪化させて治療期間を長引かせてしまう原因になります。 専門家の指導の下で、無理なく適度に患部の筋肉を使うよう心掛けましょう。 まとめ むちうちの治療期間は、症状次第と考えている方が多いものです。 しかし、今回見てきて分かるように、生活習慣によっても筋力の維持によっても、治療期間を短縮することが可能です。 痛みを感じる時はついつい自分に甘えたくなるかも知れませんが、少しでも早くむちうちの症状を回復するためには努力も大切です。
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