「腰痛になったらお風呂にでも入ってゆったりしよう。」と思う方は多いでしょう。 しかし、腰痛にはお風呂に入って良い時と悪い時があるのです。 お風呂どころかシャワーにも十分に注意が必要なケースもあります。 では、腰痛でお風呂に入って良い時と悪い時は、一体どういう時なのでしょうか。 急激に痛みが発生して激しい腰痛の時はお風呂に入ってはいけない! 腰痛の中でも急に腰を動かした時や重い荷物を持ち上げようとした時などに、いきなり激しい痛みが起こることはありませんか。 このような急性の腰痛の場合には、お風呂に入って患部を温めてしまうと炎症が悪化してしまうことがあります。 シャワーでさえも患部を温めてしまうことはよくありません。 慢性的な鈍い痛みを感じる腰痛の場合には、むしろお風呂に入った方が良い! 腰痛には、むしろお風呂に入って患部を温めた方が良いものがあります。 それは、慢性的な鈍い痛みを感じる腰痛で、冷えや運動不足などが血行不良で起こる腰痛です。 血行は患部を中心に体を温めることで改善しますし、湯船に浸かる入浴は水圧によるマッサージ効果も得ることが出来ます。 この他、お風呂に入ることは副交感神経の働きを優位にすることで、リラックス効果も得ることが出来ます。 内臓の病気による腰痛はお風呂に入った方が良い! 腰痛にはぎっくり腰やヘルニア、坐骨神経痛などによるものばかりではなく、内臓の病気によるものもあります。 例えば、胃や腎臓、膀胱、婦人科系の病気でも、腰痛が起こることがあります。 このような場合にはお風呂の入るかどうか悩む方が多いのですが、内臓の病気による腰痛の原因はあくまでも内臓の病気です。 医師に相談の上禁止されなければ、お風呂に入って血行を良くし、正常な体温の維持、免疫力アップなどの効果を期待するのが良いでしょう。 入浴しても良いのは血行不良に関係する腰痛だけ! お風呂に入って良い腰痛とお風呂に入ってはいけない腰痛を見極めるポイントは、血行不良が関係しているかどうかです。 血行不良が関係している腰痛であれば、お風呂に入って温まることで血行を促すのが効果的です。 一方、炎症の起っている腰痛、神経を刺激する可能性のある腰痛など激痛に繋がる腰痛は、お風呂に入ってしまうと悪化の原因になりますので注意しましょう。 まとめ 腰痛はどれも同じようなものとして考えられがちですが、腰痛の中にも急性のもの、慢性のもの、内臓の病気によるものなど色々なものがあります。 どのような腰痛かによって、お風呂に入ると改善に繋がるか悪化に繋がるかは変わってきます。 1つの基準として血行不良が関係しているものか、炎症や神経への刺激が起こっているかでお風呂に入って良いかどうかを適切に見極めましょう。
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