第五腰椎分離すべり症は足の痺れや歩行困難などの症状が起こるもので、出来ることなら症状が酷くなる前に治療したいものです。 しかし、治療と言っても色々な方法があり、手術は避けたいと言う方が多いでしょう。 第五腰椎分離すべり症は、手術以外に治療できる方法はあるのでしょうか。 第五腰椎分離すべり症の治療について見ていきましょう。 第五腰椎分離すべり症は椎間関節や椎間板の異常で骨がずれてしまうこと そもそも、「第五腰椎分離すべり症って、一体何?」と言う方も多いのではないでしょうか。 第五腰椎分離すべり症は、背骨の椎間関節や椎間板の異常、変形で骨がずれてしまう症状のことを言います。 通常腰椎は第1腰椎から第5腰椎まで綺麗に並んでいるはずなのですが、すべり症になると前方や後方に骨がずれてしまいます。 しかも、分離すべり症は第5腰椎でもっとも起こりやすく、椎弓の一部の関節が割れて背骨の後ろと前が離れた状態になり、椎体が滑ってしまう症状のことです。 温めて血流を良くすること 第五腰椎分離すべり症でも初期症状のうちは、手術を受けなくても治療できるチャンスがあります。 患部を手で触ってみた時に、熱く感じませんか。 もしそうだとすれば、冷やして痛みを落ちかせるといいでしょう。 しかし、特に熱さを感じなければ、基本的には温めるケアをして血行を改善した方が治療効果があります。 温める方法としては、温湿布やカイロを使用したり、湯船に浸かったりなどの方法があります。 背中を反らしすぎる姿勢は避けること 第五腰椎分離すべり症を確実に治療するためには、症状をこれ以上悪化させないようにすることが大切です。 そこで、滑っている腰椎をこれ以上滑らせないよう、背中を反らしすぎないように注意しながら過ごしましょう。 デスクワークの方に多い前かがみの姿勢、猫背姿勢などは、第五腰椎分離すべり症を悪化させる原因になります。 背筋を伸ばすことももちろん大切なのですが、お腹に若干力を入れて上半身を固定するよう意識してみると背中に負担のかかりにくい姿勢になります。 適度な運動を行うタイミングを考えること 第五腰椎分離すべり症を治療するためには、ウォーキングなどの適度な運動をして筋力を付けるのが良いと言われています。 しかし、適度な運動は治療のためと言えども、やればやっただけ効果が大きいと言うものではありません。 足の痺れがあって腰椎が神経を圧迫している状態の時には、無理に運動をしても症状を悪化させてしまう危険性の方が大きいです。 運動を行うタイミングは、足の痺れが完全に無くなった時に15分程度にしておくのが良いでしょう。 効果的なストレッチ 整体師さんによるすべり症のためのストレッチです。 参考にしてみるといいでしょう。 まとめ 第五腰椎分離すべり症は、初期の軽い症状のうちは今回ご紹介した方法で治療できる場合があります。 初期段階かどうかの見極めがなかなか難しいものですが、足の痺れがどの程度あるか、歩くのが困難な程の症状かどうかを1つの判断基準にしてみると良いかも知れません。 温めたり、姿勢に気を付けたり、適度な運動を心掛けたりなどで治療できれば、それに越したことはありません。 第五腰椎分離すべり症の症状が悪化しないうちに、ぜひこれらの簡単な治療法を試してみてください。 また、手術をすすめられた人でどうしても手術を受けたくないという人は、治療院に相談してみるといいかもしれません。 腰椎分離すべり症の治療に特化しているところもありますので、調べて相談してみることをおすすめします。
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