外反母趾の痛みで、靴選びに困っていませんか? 「外反母趾専用の靴を履いても痛い…。」 「仕事でヒールを履かなければいけない…。」 「おしゃれな靴が履けなくなってきた…。」 これは、外反母趾の方から、よく質問されるお悩みですね。 外反母趾は、靴を変えるだけで痛みがすぐになくなるというわけではないですが、靴選びを間違えると余計に変形や痛みをひどくさせることがありますので、注意が必要です。 そもそも、外反母趾は、先の細い靴を履くことが原因なのか? 外反母趾になる原因は、一般的には「先の細いヒールなどを履くこと」だと言われていますが、それだけが原因ではありません。 外反母趾になるのは、女性だけでなく男性や小・中学生にも見られる症状なのです。 男の人や小中学生は、ヒールなんて履きませんよね。 僕が考える外反母趾になる原因は、「身体の歪み捻れ」と「足指が正しく使えないわるい歩き方」です。 つまり、靴選びとこの2つを改善することができれば、外反母趾の痛みは良くなりますし、変形を予防することも可能なのです。 ここでは、靴選びの2つのポイントについて詳しく書いていきます。 靴選びのポイント ①【中敷が滑りにくいクッション性のある靴】 1つ目は、中敷が滑りにくくて、クッション性があるものを選ぶことです。 中敷が滑りやすいと、無意識のうちに靴を脱げないようにするため、靴の中で指を上げたわるい歩き方になってきます。このような状態になると、体重が踵(かかと)の方へ寄ってきます。 体重が踵の方へ寄ってくることで、足の指をうまく使えないような状態になり、足の指の力が弱くなってきてしまいます。 足の指が弱くなってくると、リスフラン関節や中足骨に歪み捻れが起こり、外反母趾の変形がはじまるのです。 また、中敷がクッション性の低いものですと、地面からの衝撃を簡単に受けてしまいます。 女性だとヒールではなく、ペチャ靴などを履く機会があると思いますが、これはクッション性が全然ないです。 なので、できるだけクッション性のある靴を選ぶようにしましょう。 今履いている靴がクッション性のない硬い靴の場合は、インソールを使うことでクッション性をアップさせることも可能なので、インソールについても検討するようにしてみましょう。 ②【足にフィットしている靴】 2つ目のポイントは、自分の足にしっかりフィットしている靴を選ぶことです。 外反母趾の痛みがあると、変形した骨が靴に当たらないように、幅広の靴を履いてしまいがちです。幅広の靴は、わるいわけではないのですが、ずっと履き続けると、足の形が靴に合わされるように、どんどん横幅が広くなってしまいます。 だから、単に自分の足に合わせて大きめの靴を履いている方は、注意が必要です。 今からでも遅くないので、できるだけ紐やベルトで調整できて、足にフィットした靴を選ぶようにしましょう。 ここで、フィットする靴を選ぶときのポイントがあります。それは、踵がしっかりホールドされている靴です。踵が緩すぎてしまうと、靴の中で足が滑りやすくなり不安定になってしまいます。なので、踵がしっかりホールドされている靴を選ぶようにしましょう。 まとめ 以上のように、「外反母趾の痛みがある方」や「痛みがなくても外反母趾の変形がある方」は、靴選びは、非常に大切です。 特に、幅広の靴を履きすぎないことがポイントで、履いたときに靴紐やベルトで調整できる靴にしましょう。 外反母趾は、「痛みがあるときが変形するとき」と言われていますので、痛みがある方は、早期に対処するようにしましょう。 筆者プロフィール 谷 信弥 「生駒たに整体院」院長 奈良で唯一の「足のバランスを整える」施術で、様々な痛み不調を改善する整体院をしています。 来院される患者さんの7割は、「自律神経による不調」「足の痛み」でお悩みの方で、自律神経と足について、来院された患者さんが「なぜ、良くなったのか?」という現場でしか分からない本当の情報をお伝えできればと思っています。 自分自身が自律神経の不調を克服した経験を活かし、皆さんが好きなことやりたいことを実現するお手伝いができるよう、日々精進します。
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筆者プロフィール
谷 信弥
「生駒たに整体院」院長
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